第10話 七夕

通り過ぎ行く雨が地面を叩く

またこの季節が来たのを告げる


ただ何もしないで 二人でこの部屋

時間だけが流れていた


君がいない七月七日

空の色も 星の光も


いつまでも いつまでも キレイでいてね

いつか夢が叶う日まで

いつまでも いつまでも 変わらないから

出逢った頃の君のままで



愛する事は簡単で消すことができない

声にならない想いが募る


忘れもしない七月七日

星に願いを 君への想いを


いつの日か いつの日か 君の事を

抱き締める事ができれば

胸の中の出逢った頃の君に言える


君に逢えた幸せ・・・

君からのサヨナラ・・・


僕の心を・・・

星に願いを・・・

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