第8話 梅雨

この陰鬱な天候に

心弱らされ

息苦しい

何かに押しつぶされそうで

声も出せない


傘も持たずに1人とぼとぼ歩く

闇の中で1人涙こらえて立ち止まる


きっと晴れないって

二度と光はささないって

分かっていても

雨の中

空を見上げて

暖かい光を探してた


気づかないフリをしてたけど

ホントは苦しくて、哀しくて・・・

寂しかった・・・・・


どしゃぶりの雨の中

車のヘッドライトが

僕を照らして通り過ぎる


夜の空を見上げては

また光探して

ため息をつく


どうか・・・

いつか雨が上がって

どこまでも美しく澄みきった空から


僕の心に暖かな光が届きますように・・・

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