森森羅、万羅、万象
今宵あなたにお送りするのは、現世に根付く命の螺旋のわずかな綻び。どくどく脈うつ命のおと。離れて去ってく命のおとの、受け継ぐわたしのがらんどう。満ち満ち満ちるおと満ちる、むこうに見えるはおとのひかり。あっちで響くはまえの世界。まえにはまえには戻るも進むも道はいっぽんただいっぽん。一本束縛されるステレオタイプな傲慢さ。裏打ちされた広角の森に広がる単焦点レンズ。仙郷に咲く潜行の花弁に流れるアピアランス。インシデントは空の上とわたしの溶けた国土。楕円がみちびくひかりの尾の先。ええいえいっと引きぬくつもりの、持っていかれるからだの重力。おとのひかりの世界の色彩。
赤白白白、赤白、赤黒。ぼんやりぼんやりうつつの道に、進む進む、進む進む。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます