12色の魔術師と物語の作り方
天界 聖夜
第1話 1.錬金術の世界
すべての物語は12色で出来ている。
1色め:蒼色の世界が表すモノは『宇宙』『科学・化学・錬金術』『モノ作り』『誠実』だ。
生命のルーツの探究の旅……。
我々『人類』は、望遠鏡がない時代から、遠い『宇宙(コスモス)』を理解しよう、と『試行錯誤』していた。
一般的には、宇宙空間(地球の地上約100km以上、上空の空間)を指す言葉だ思う。
太陽からの距離が短い=公転周期が短い
太陽のように自ら輝く星を『恒星』と呼び。
恒星は、その内部で『核融合反応』を行い。
限界を迎えると『超新星爆発』という現象を伴った壮絶な最期を遂げる。
そして『宇宙』には『人間』が『目』で『見る』ことができる『モノ』以外に、『不思議』な現象がたくさんあふれている。
近代の魔術師『アレイスター・クロウリー』は、このように定義した。
『魔術とは意思に応じて変化を生じせしめる[学]にして[術]である』。
『男の魔法使い』を『ウィザード』。女の魔法使いをウィッチ《魔女》と呼ぶ。
ウィザード《Wizard》と賢い《Wise》はもともとは、『同じ語源』だ。
つまり『ウィザードとは、『賢者』を差す言葉だ。
だから単に魔法が使えるだけではなく『知性』と『教養』が必要だ。
スタジオぴ○ろのアニメ『魔法少女』シリーズ主人公のように『普通の学校に通っている子供たち』は、どんなに強力で無敵な魔法が使えたとしも、やはりウィザードではなくて『ウィッチ』ということだな。
ソーサラーのように生まれつき『素質』があっても、すぐに『ウィザード』になれるわけではない。
ウィザードが杖を持ってヒゲを生やした老人の姿で描かれるのは、それだけ長い年月にわたって『勉強』や『研究』を重ね。
知識的なバッググランドを持っている人という『説得力』を持たせる意味もあるんだ
西洋で『賢者』と呼ばれるためには、中途半端に『賢い』だけでダメということか? それこそ『天地』がひっくり返るほどの『頭の良さ』と、世界の全てをあますことなく知っている博識な人に違いないという、一般人の期待に応える必要がある。
賢者とは別に『信仰』を『魔力』に転換するという『クレリック』という、職業もある
日本語に直訳すると『聖職者』や『僧侶』になる。
クレリックは、プロテスタントの牧師で、プリーストは『カトリックの神父』だ。
信じる心。
つまり信仰心さえあれば『知識』も『才能』も必要ない。
クレリックは、『僧侶全体』を差す言葉だ。
すべてのクレリックが『魔法を使える』とは限らない。
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