第18話 旅立ち2

 村を出るとき村人全員に見送られ旅だった。エリーナにミナリーを教育するように頼んでいる。

 ここから先の道は悪く、フラッシュまでは村も町もないから野宿になるそうだ。

 野宿時は交代で護衛を変わった。

何事もなくフラッシュ町まで着くと思ったが、盗賊が待ち伏せてる。

 20人の中規模で2人程レベル23・27と飛び抜けてる。残りは10前後だ。

 そのまま衝突すると面倒だな。


「ブランさん、この先人が待ち伏せてる気配があります。」


ブラン「やはりな。偵察に行く、少し待ってな。」


 30分たっても帰って来ない

心配になったサリーとテリーが行く。

更に30分、帰って来る気配がない。


「俺が様子見に行きます。」


 気配でやられたのは知っているんだが、あえて言う。


 盗賊の前に行くとサリーは生かされている。これから別の逝かされるとこだった。

2人はすでに殺されてる。


サリー「逃げて、」


 満身創痍なのに、今からもっと酷いことをされるとこなのに、俺の心配してくれるなんて、そんな子を前に逃げる選択肢はない。


盗賊「テメーも殺してやるよ。」


 瞬足を使いサリーを押さえ込んでる盗賊を一瞬で葬り、サリーを救出してから30秒ですべての盗賊を葬った。


サリー「えっえっ。あの」


 サリーは戸惑ってる。


「万能薬、良かっら使って。」


 万能薬を受け取って使用して少ししたら落ち着きを取り戻した。


サリー「助けて頂いてありがとうございます。」


「気にしなくていい。そのかわり一つお願いがある。」


 サリーは身体を求められると思っただろう。顔がみるみる赤くなる。

 今までも何度もそんな体験をしてきた。人意識過剰になっても仕方ない。


「この盗賊を倒したのは鋼の剱って事にしてくれ。俺がここに来た時はこの状態だった。」


意外なお願いに、戸惑う。


サリー「えっ」


「俺はのんびり世界放浪がしたいんだ。だから力があるのが貴族や王族にばれたくない

。」


 その言葉を聞いて理解した。


サリー「助けて頂いた以上、わかりました。」


急いで、商人の所へ行って説明する。


「盗賊が待ち伏せてたみたいでサリーだけが満身創痍で生きてた。Eランクの万能薬を持っていたので、手当てをして先で待ってます。」


 アイリが怪訝な目をしてきた。毎回高価な万能薬を使用してるからだ。


「どうした❓」


アイリ「別に!どうせ聞いても教えてくれないでしょ。」


「アハハッ。」


 笑ってごまかし、急いでサリーの所へ向かうと、商人が驚く、倒されてる賊を知っていたみたいだ。ランクCクエスト依頼になってるサソリの群団。数々の商人、冒険者を苦しめた一段だ。


 ビストロ「この2人を見せたら報酬は貰えるので、馬車にのせときます。」


その後、何事もなく無事に町へ着いた。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る