第6話 おしりの穴からこんにちは
ぼくうんち。
おしりのあなからこんにちは。
あなたのあなからこんにちは。
うんちくんはいつもげんき。
はしりまわって、とびはねて、すきなこがいるとすぐだきつく。
だからみんなにきらわれて、うんちくんはといれにゆうへいされました。
「どんな人間だって糞の一つぐらいするだろ。何故俺だけ…何故俺だけ嫌われるんだ。」
うんちくんはふくしゅうをちかいました。
といれのあなからたどって、げすいしょりじょうにたどりつくと、ほかのうんちと出会いました。
「人類への復讐だ。糞みたいな世界を糞まみれにしてやろうぜ。」
そうして、うんちたちはまず、とおりがかったげすいしょりじょうのしょくいんにとびつきました。
「うわ!」
うんちくんは、よじのぼって、しょくいんのくちにはいりました。
しかし、しょくいんはなんのはんのうもしません。むしろ、すこしよろこびはじめました。
「な、何故だ。何故苦しまない!俺はうんこだぞ!?」
うんちくんは、人間の性癖についてあまり詳しくなかったのでした。
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