第39篇おやすみなさい

あなたが眠れない夜


窓から見えるイルミネーション


明るすぎるかい?


月の灯りも


手の平にのせて


流れ星に


涙するかい?


今頃布団被って


一人歌うのかい?


僕がララバイを届けたいけど


空飛ぶソリもレンタル出来ない


冴えないなあ


やがてあなたは眠るのを諦め


大好きな読書に没頭する


しんしんと冬の空は藍色


あなたは多分寒さに身震いして


カーディガンを羽織る


そのままベッドの上に寝転がり


うたた寝を始める


天使は窓から星の棒を振る


君は寝ぼけて布団にもぐりこむ


冬の空はインディゴブルー


色彩豊かな夢を見ているだろう


星空はみんな君の味方だよ


ゆっくりおやすみなさい


2016(H28)1/6(水)

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