12月4日 音楽会、その後
小学校の音楽会から、もう一週間が過ぎてしまった。
ついついカクヨムコン参加作品を優先してしまい……日記になってないじゃないかと反省しつつ、振り返ります。
*
十二月一日の土曜日に音楽会がありました。
前日の金曜日は、児童たちが相互鑑賞。先生たちの歌「明日があるさ」も楽器演奏つきでやったらしい。
メイちゃんの話だと、六年の担任がもしゃもしゃアフロのかつらを被って歌ったそう。
メイちゃんの妹が「いつもあんな髪なの?」と聞いてきて、「そんなわけないでしょ!」とツッコんでいました。
リンちゃんに前日の出来を聞くと、「まぁまぁ」と相変わらずクールなお答え。
「カンナが二曲目のピアノを弾くんだよ」と教えてくれました。それで、カンナちゃんは毎朝、楽譜を大事に持って行ってたんだ。
もっと早く教えてくれてもいいのに。
ひなは「渡辺先生(ひなの担任)を泣かすんだ」と張り切ってます。「私たちも演奏したかったなぁ」とも。
ふーん、演奏しないんだ、合唱だけ? 音楽会で泣かすって……と思いながら、いつものように学校まで行き、そのまま音楽会の鑑賞へ。
オープニングは五年生。リンちゃん情報だと、五年・三年・一年がやって休憩、二年・四年・六年が後半とのこと。
ちなみに、この日は保護者や招待客の鑑賞日なので、子供たちは自分の出番以外は教室で授業をしています。
五年生の演奏では、二曲目の「もののけ姫」が音のバランスも良く、いい出来でした。
三年生の登場。演目は「ちいちゃんのかげおくり」、合唱劇です。
なるほど、だから泣かすのか。
知っている方もいるかもしれませんが、「ちいちゃんのかげおくり」は第二次大戦の終戦間際が舞台になっているお話。国語の教科書に載っていて、宿題で読んでいるのを聞いているだけで、ウルウルしてしまうようなお話です。
渡辺先生が指揮をしながら合唱劇は終了。
観覧席からも「ダメ、泣いちゃう」といった声がちらほら聞こえてました。
先生は終わってから子どもたちへ向かって、宙に花丸を幾つも書いていたのが私の席から見えました。
一年生はバンダナをスカーフのように首へ巻いて登場。
満員の会場を見てかなり緊張している様子です。
中央付近にいるコウセイは普段通りニコニコしていますが、端の方にいたユウタくんは明らかに緊張して、固まっています。
それを見ながら、思い出したのは三年前の学芸会。今は四年生ののぞみちゃんが入場して満員の観客席を見るなり、両手を口に当てて固まってしまったのを思い出しました。
二年生が演奏した「マンボNo.5」は大盛り上がり。指揮をしていた先生が一番ノリノリでした。
四年生はピアノ伴奏による合唱二曲の後に合奏。
一曲目の歌は、指揮をしていた新任が一番上がっていたみたいで、ややリズムが不安定でしたね。
一曲目を終え、ピアノがカンナに交代。入れ代わる時に、一曲目を弾いた子とハイタッチならぬロータッチをしたのを見逃しませんでした。
演奏は中々のもの。歌よりもピアノが目立つ曲ですが、大きなミスもなく堂々と演奏していました。彼女はバレエもやっているし、昨年の学芸会でも見事に主役を演じていたから、場慣れ感があります。
最後の合奏ではリンちゃん、メイちゃんがそれぞれ鉄琴、マリンバでステージ前で演奏していました。
トリを飾る六年生は流石、といった出来。
毎年、六年生はハルの運動会で木管、金管も交えたドリルフォーメーションを行うのが伝統となっています。今年は冬の音楽会もあったため、一年を通して練習した成果も出たのだと思います。
最後に演奏した「アラジン」は素晴らしい出来で、アンコールが掛かったほど。
とても充実した時間を過ごせました。
*
十二月二日の月曜日は振り替えで小学校はお休み。
翌四日の火曜日に子供たちと顔を会わせると――
音楽会の話で盛り上がるのかと思いきや、誰も触れず。唯一、ユウタくんが「緊張した」と言ってたくらいで、何事もなかったかのように過ぎていきました。
大人たちは感動の余韻に浸っているのに~!!
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