62話 2-2組、柏木先生! 後編
「柏木さん、今日この後教育実習生だけで飲み会に行かない?」
「そうだよ、せっかく同じ実習先になったんだし、他の女子も来るから皆で仲良くやろうよ。ね?」
教育実習で久しぶりに母校に来た私を、別の大学に通う教育学部の男性二人がそう誘ってきた。
最初に声を掛けてきた
何かと私に積極的に話しかけてくれる親切な人だ。
次に話しかけてきた
数学教師を目指しているっていってったけ。
そんな二人から飲み会に来ないかって誘われた。
他の教育実習で来た女子の人達も来るみたいだけど、どうしよう……。
先輩からこういう付き合いは慣れておいたほうがいいって言われていたから、ここはお誘いを受けたほうがいいかも。
「ええっと分かりました。でもお酒は苦手なんで、ウーロン茶でもいいなら……」
「ぜ、全然! むしろ来てくれるだけで嬉しいよ!」
私がOKの返事をすると、豊三さんは嬉しいと言ってくれた。
私一人が参加するだけで大袈裟だなぁ……。
今年四月に二十歳になったばかりの私は、先輩に誘われて初めてお酒を飲んだけど、あの独特の苦味と辛味を美味しいと感じることはなかった。
先輩は飲み続けていれば慣れるって言ってたけど、正直そんな気がしない。
そうして私を含む教育実習生六人は、羽根牧商店街の西方面にある居酒屋にやってきた。
席は私を中央に他の二人の女子大生……右に
華月ちゃんは同じ大学の友人で、古野さんは豊三さんと同じ大学だそうだ。
矢鶴さんは小川さんと同じ大学と、近場の大学生達が集まることになった。
「それじゃ、これから三週間、よろしくー! かんぱーい!」
「「「「「かんぱーい」」」」」
豊三さんの合図に、私達が声とグラスを揃えた。
隣の古野さんがビールをグラスの半分までグイッとあおった。
「っぷはーっ! ビールおいしー!!」
「よ、よく飲めますね……私、どうしてもビールに慣れなくて……」
「え~、ビールおいしーのに……」
小柄の古野さんはかなりの絡み上戸だった。
今も私の肩に腕を回してる。
「や~、年下の高校生たちの相手ってかなり気を遣うよね!」
小川さんの言葉に矢鶴さんが口を挟んだ。
「そんなの、俺らだって二年前まで高校生だったろうが」
「でもたった二年で高校生と大学生って結構差がでるよね~」
矢鶴さんの言い分に華月ちゃんが感心したように言った。
確かに、私と竜胆君達は三つ違うけど随分大人に見られる時がある。
……竜胆君は同級生の鈴花ちゃんや年下の並木さんにみたいな可愛い子がいいのかな……年上の私じゃダメかな?
って、飲み会に来てまで竜胆君の事を考えちゃだめ!
今は精一杯飲み会を楽しまないと!
「そういえば女子三人って彼氏とかいるの?」
アルコールが入ったことで、微妙に顔の赤い豊三さんがそんな質問をしてきた。
彼氏っていう言葉を聞いて、また竜胆君のことが浮かんだけど、私は深呼吸をして落ち着かせた。
お、おちつけ~。
よし、もう大丈夫。
「うちはいないよ~」
「あたしは高校の頃から付き合ってるカレがいるんで~」
「い、いませんよ~。それどころかまだ彼氏が居たこともないので……」
古野さん、華月ちゃん、私の順で答えた。
すると豊三さんは驚いた表情で、私を見た。
「マジで!? 柏木ちゃん綺麗なのに意外だな……」
「あ? まるで柏木ちゃん以外の二人が綺麗じゃないって言い方ね~?」
「い、いやいや、二人共もちろん可愛いけど、やっぱ柏木ちゃんがずば抜けてて……」
豊三さんはそう言って私を褒めてくれるけれど、私自身はそんなふうに思ったことはない。
だから〝そんなことはない〟って言おうとしたけれど、すぐに口を噤んだ。
竜胆君に言われたとおり、もうちょっとだけ自分を好きになってみようって思って、まずはすぐにそんなことないって言わない様にしようって決めたからだ。
「あ、ありがとうございます。お世辞でも嬉しいです」
「世辞じゃなくてマジなんだけど……じゃあ彼氏候補として俺なんかどうよ!?」
豊三さんはそう言って自分に親指を向けた。
「あ、抜け駆けとかずりい! 僕もどう!?」
豊三さんに乗っかって小川さんも自分を指さした。
え、ええ!?
なんでこんな流れになってるの!?
「じゃあ、俺も」
「矢鶴さんまで!?」
なんと矢鶴さんも立候補してきた。
小柄で可愛い古野さんじゃなくて、私がいいなんて、変わってるなー……。
ってそんな現実逃避をしてる場合じゃない!
どうしよう、いきなりこんなタイミングで告白されても、返事に困るよ……主に断り方で。
すると、隣の華月ちゃんが三人に高々に宣言した。
「ほっほう~、東羽根牧大ミスコン優勝者を選ぶとは見る目があるね~……でも残念! 既に菜々美には好きな人がいるのさ!」
「「「ええっ!?」」」
「え、ちょ、華月ちゃん!?」
た、確かに華月ちゃんには好きになった年下の男の子の存在は話しているけど、何もここで言う必要は無いでしょ!?
「ど、どんな奴なんだ? 同じ大学?」
「ぶっぶ~、あたしも詳しくは知らないけど、なんでも年下みたいだよ」
「年下……今年の新入生か?」
「話を聞いた限りじゃもう少し下の年齢っぽい」
「ってことは高校生か……」
「あ~わかる。柏木ちゃんってなんか年下に甘そうな感じがするもん」
「「「確かに」」」
「み、皆で勝手に話を進めないで!?」
というか年下としか話してないのに、もう高校生だって特定されちゃった!?
これで羽根牧高校の生徒だってところまでバレたら竜胆君に迷惑が掛かっちゃうかも……?
「いーよなー、年上で甘やかしてくれる彼女……包容力の権化じゃないか?」
「バブみ……」
「その高校生羨まし過ぎるぞ……」
「でもなんか、その年下の男の子って、菜々美以外にも狙ってる子がいるみたいだよ?」
「三角関係キター!?」
「ハーレムかよチクショウ!!」
「そんな情報まで話さなくてもいいでしょ!? 華月ちゃんのバカ!!」
並木さんの方が可愛いし、十四歳の時点で私より胸が大きいけど、私の方が竜胆君の事を早く好きになったんだもん!!
それにまだ並木ちゃんは自覚してないから、今がチャンスだもん!
「そんな年下キラーな柏木ちゃんって男子高校生から告白とかされたのか?」
豊三さんがからかうような視線を向けながらそんな質問をしてきた。
「えっと、初日の放課後と、今日の昼休みに一人ずつ……」
「うわぉ、思春期男子の行動力やばいな」
豊三さんも人の事言えない気がするけど、実際嘘でもなく本当に告白をしてきた二人の男子高校生がいた。
最初に告白してきたのは、2-2組の佃聡志さん。
ビン底眼鏡を掛けた如何にもおたくっぽい男の子だった。
ただ、あの子の場合、純粋な告白とは言えなかったなぁ……。
何故かというと、先月の土曜日に竜胆君と映画デートに行ったところを目撃していたみたいだった。
それで私と竜胆君の関係をバラされたくなかったら、自分の言う事を聞けっていう脅迫だった。
けれど、その目論見はすぐに崩れた……というか私が崩した。
あの子をサクッと気絶させたあと、記憶処理術式を発動させて私に関する記憶を消したからだ。
気を失っている内に、私は佃さんを保健室に運び、目覚めた時に如何にも倒れている所を助けましたっていう体を貫いた。
佃さんはそのことに一ミリも疑いを持つことなくすんなりと受け入れて、私に関する認識を改めさせた。
これで私と竜胆君の映画デートの件で脅される心配は無くなった。
周りのみんなは私のことを優しいって言うけれど、流石に脅迫をしてくるような人は年下でも容赦しないよ。
次に告白してきた男子は2-3組の吉田さん。
こっちは純粋な好意からの告白だったけれど、既に竜胆君に好意を持っている私にその告白を受ける理由が無かったから、断った。
その竜胆君は二十歳になってもまだ初恋の経験がなかった私の初恋の男の子。
男性には珍しい魔力持ちで、最高序列第一位〝天光の大魔導士〟である並木さんの日常指導係。
最初に会った時は、少し頼りない印象だったけれど、その印象はすぐに誤りだと理解させられた。
彼は日常指導係を続けるかどうかを決めるために、独断で唖喰の戦場へ向かおうとしていた。
私は反対したけれど、先輩が連れて行くって決めたっことには逆らえなかった。
その時に、彼を逆お姫様抱っこしたけれど……あ、思い出しただけでドキドキしてきた。
今度は私が抱えられる側になりたいなぁ……。
もし竜胆君と付き合えることになったら、お願いしてみようかな?
あ、その時に備えてもう少し体重を落としたほうがいいよね……。
それもだけど、そのあと私の中で竜胆君の存在が大きく変化することが起きた。
『柏木さんって彼氏がいたりしますか?』
その時はとてもびっくりした。
だって出会ってまだ二日目の男の子から恋人の有無を聞かれたんだよ?
初恋もまだだった私にとってそれはとても衝撃的で、さらにどんなデートなら私が――って正確には女の子が喜ぶのかって聞かれて、自分の理想のデートを教えちゃったんだけどね。
それから土曜日に映画デートに行ったりしたんだけど……。
私が竜胆君に決定的な好意を持ったのは、昨日の質問タイムの時に話した通り。
それまで姉さんと比べられて生きてきた私にとって、能力でも見た目でもなく私自身を見てくれた竜胆君の言葉はとても嬉しかった。
それと同時に並木さんっていう強敵も竜胆君に恋心を抱き始めたのはもっと驚いたけど。
きっといつもだったら、好きな人が私をみてくれるわけないって勝手に諦めていたかもしれない。
並木さんが恋敵だからって簡単に諦められないのは、好きになった人が竜胆君だからだ。
何が何でも諦めてやるもんかって決めたんだから。
そんな気持ちがあって、今日の放課後に竜胆君にだけ彼好みの味付けをしたクッキーを渡したけれど、判ってくれたかな?
もし、判って少しでも私を意識してくれたら……とっても嬉しい。
「あー! 菜々美ったら恋しゅる乙女の顔してりゅー! きっと愛しの男の子とあんにゃことやそんにゃことをした時のこと考えてんでしょ、このむっつり!!」
「そんな想像はしてないよ!?」
ちょっと考えに耽っている間に華月ちゃんはすっかり酔っ払っちゃって、私にあらぬ疑いを掛けてきた。
本当にしてないもん。
精々お姫様抱っこくらいだもん。
「恋する乙女の顔に関しては否定しないのか……」
「だ、だって、恋をしてるのは、本当のことだし……」
豊三さんのツッコミに私はちょっと恥ずかしくなりながらも答えた。
すると何故か全員顔を背け始めた。
何かあったのかな?
「ヤバい……口の中が甘ったるい……!」
「……あらしもカレに会いたくなってきた」
「羨ましいぞ例の男子高校生……!」
何を言っているのか解らなかったけれど、皆出来上がってきたし、明日も授業があるからってことで解散となった。
支払いは皆で分割して、華月ちゃんはお店まで彼氏に迎えに来てもらうらしい。
他の四人も多少酔っ払っているものの、華月ちゃんほど酔ってはいないから、各自自宅へ帰って行った。
私もオリアム・マギ日本支部へと足を向けた。
私にしか出来ないことを求めて魔導士になったけれど、並木さんや和良望さんのように優秀な魔導少女が最高序列として戦っていると聞いてこっちでも才能の差を実感させられた。
唖喰の戦いもとても辛いことだらけで何度も止めようと思ったけれど、同じ大学で魔導士としても先輩の静さんと一緒に戦いたいって気持ちだけで今日まで頑張ってきた。
そんな私の戦う理由に、竜胆君を守りたいと思い始めた。
なのに、彼が河川敷で唖喰に襲われて殺されるかもしれないって時に、並木さんは一目散に駆けつけ、私がやっとの思いで現場に辿り着いた時には、既に彼女が敵を殲滅した後だった。
しかもその相手が上位クラスの唖喰であるカオスイーター……それも三体を短時間で殲滅したと聞いて、改めて愕然とした。
戦闘力で適わなくても、気持ちで負けたくないって思っていた私にとって、並木さんの力も想いも、自分とは大違いだと悟った。
正直、この教育実習が終わったら魔導士を止めようかな、なんて考えちゃってる時点で、また私は逃げ出そうとしているんだ。
やっぱり私は、自分の事を好きになれる自信なんて――。
「あ、柏木さん、こんばんわ」
「――え?」
自分の耳を疑った。
だってそうだ、そんな都合のいいことがあるはずないって。
私の心が折れそうになった時、彼が声を掛けてくれるなんて、そんな偶然……。
いつの間にか俯いていた顔を上げると、そこには学校の制服のままの竜胆君が立っていた。
「どう、して? もう夜の九時なのに……」
「放課後に射撃訓練をして、夕食は今日は親が職場に泊まり込みで帰りが明日になるんで、日本支部の食堂で食べた後、翡翠の部屋でダウトをやってたらこんな時間になってたんです」
彼は明るくそう答えた。
「柏木さんはどうしたんですか?」
「えっと、さっきまで教育実習の人達と飲み会に出ていたの」
特に嘘を吐く事もないから、普通に答える。
「あ~、大学生ってサークルの飲み会とかそういう付き合い多そうですもんね」
「何も全部のサークルが飲み会をするってわけじゃないよ? まぁ、それが目的のサークルもあるけれど」
「あるんですか……」
私が話した大学の話に彼は興味を持って聞いてくれた。
こうして私の話に耳を傾けてくれる。
たったそれだけで、さっきまで沈み掛けていた私の心はほんのりと熱を帯び始めた。
きっと、飲み会の会場だった居酒屋にあふれるアルコールの匂いに中てられたかもしれない。
それくらいなんだか頭がふわふわしてて……。
「私、魔導士としてやっていける自信がなくなってきた……」
「えっ!?」
「え、あっ、その……」
そんな言葉を呟いて、彼を困らせた。
気付いたときには既に遅くて、私はどうしようか困ってしまった。
すると竜胆君は私を安心させるように優しい声音で話掛けてくれた。
「えっと、何かあったんですか?」
「……」
あぁ、ダメだ。
そんなに優しくされたら……。
「――竜胆君、前に河川敷で唖喰に襲われたよね?」
「え、あー、はい。季奈とゆずのおかげでこうして生きられてはいます」
「私、二人がピンチだって知った時、並木さんより遅れちゃったんだ」
「っ、そういうことか……」
彼は鈍感なのか察しがいいのか微妙な時があるけれど、今日は察しが良い時みたいだ。
たったそれだけで私が何が原因で悩んでいるのか理解した。
「うん、私が来たときにはもう戦いは終わってて、気絶した竜胆君と和良望さんを病院へ連れて行くことしかできなかったんだ」
「それは、それでありがとうございます……」
「お礼を言われる程のことじゃないよ。運ぶだけなら誰にも出来たことで……魔導士になれば私にしか出来ないことが出来るんじゃないかって夢見て、このザマだから、グスッ、もう、辞め、ちゃおうかな、って……」
話している内に自分の不甲斐無さに涙が出てきた。
竜胆君の前でこんな姿を見せたくなかったのに、どうしても私は彼に甘えてしまう。
そんな自分がもっと情けなくて、余計に涙を誘う。
年上の私がみっともなく泣く様子を見て、竜胆君は静かに歩み寄ってきて……。
「よしよし」
「――ぇ?」
私の頭を撫でた。
瞬間、体中がボッと熱く火照って、私は竜胆君の顔をまじまじと見つめて狼狽した。
「な、ななん!?」
「あ、すみません、なんかこうしたら一番落ち着くかなってつい……」
竜胆君がしまったという風に私の頭から手を離――そうとした手を私はがしりと掴んだ。
「あ、えと、まだ、撫で、て?」
「っぐ……は、はい、柏木さんがそう言うなら」
竜胆君が一瞬何かに悶えるような呻き声を漏らしたあと、また私の手に頭を置いてくれた。
そんな彼の手のひらから伝わる暖かさを感じている内に、声を掛けられた。
「柏木さんが魔導士になって理由、よく分かりました」
「……」
「要は特別な何かをしたかったってことですよね?」
「……うん」
静に頷いた。
特別……そう、私にしか出来ない特別なこと。
魔導士になれば、それが見つかると思ったけど、現実はどこまでも現実だった。
私は結局私のままだった。
どうしようもなく変えようがないその一点を、私はどうしても受け入れられなかった。
「じゃああのクッキーは特別でもなんでもないんですか?」
竜胆君がそう言った瞬間……。
「そ、そんなことない! あれは他の誰でもなくて、竜胆君の為に作ったクッキーで、何回も失敗したけれど、それでも食べて欲しくて作ったの!」
咄嗟にそう言った。
その答えに竜胆君はとても穏やかな笑みを浮かべながら言ってくれた。
「なら、あのクッキーは俺にとってもちゃんと〝特別〟になりましたよ」
「えっ?」
「あれだけ趣向を凝らしたクッキーと渡し方をされて、なんとも思わないわけないじゃないですか」
「……本当に?」
「嘘に思えますか?」
「なにそれ、そんな質問、思わない以外に答えられない、よぉ……!」
また涙が溢れてきた。
もう、私は何度彼にドキドキすればいいのかな?
こんなに優しくされて、優しい言葉を掛けられて……。
「過去の発明家とかは確かに歴史上の特別な人です。皆その人達に倣って偉業を特別なことだって捉えますけど、俺は誰かにとってかけがえのないことなら、どんな些細なことでも特別になれるって思ってます」
「どんな些細なことでも……?」
「はい、クッキー、めっちゃ美味しかったです。あんなに丁寧に心を籠めて作ったクッキー、初めて食べたんで、嬉しかったです。ありがとうございました」
「……どう、いたしまし、て……っぐ、うわあああああああああんん!!」
感極まった私は夜の公道にも関わらず大泣きして竜胆君に抱き着いた。
もう一生忘れられない。
私は初めて好きになった人が竜胆君で良かった。
こんなに私を励ましてくれる人のために、もう少し、戦おう。
焦らなくても、大丈夫だって気付いたから。
ありがとう、大好きな人。
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