第40話 登場人物の身体的特徴と装備 その3

・ヨン=コウゾ (ニンゲン族 オス)

 冒険者ギルド所属  32歳 175cm


 眼の色:黒が強い褐色の両目。


 苦労性のニンゲン族の青年 髪は七・三分け、首までの長さ。銀貨ハゲが後頭部にある。薄い口髭。顎髭は無し。


 175センチメートル。体重80キログラムと、ニンゲン族にしてはやや巨漢。休みの日には、ランニングをおこなうなどの体力維持を計っているため、同世代の一般人よりかは肉付きは良い。仕事柄、冒険者の中でも特に荒くれモノを相手にするので、身体から威圧感を出すためにそこそこガタイをよく見せている部分がある。


 武器:受付に備えてある水入りのコップと盛り塩。

 ならずモノを追っ払うために、冒険者ギルドの受付に置いてあるコップと盛り塩が、ヨンのメイン武器。たまに聖別された水をコップの中に入れている場合も有り。お値段:銅貨20枚(※日本円で200円)。


 防具:よれよれの灰色スーツに、よれよれのワイシャツ、そしてシワだらけの黄色いネクタイ。

 よく、冒険者に胸倉をつかまれるために、ヨンのスーツはよれよれになってしまっている。冒険者ギルドから支給されているスーツではあるが、昨今、ギルドがおこなってくれるクリーニングも年々、回数が減っており、ヨンのスーツはかなりくたびれてしまった。お値段:上下合わせて、銀貨50枚(※日本円で5000円)。




・こっしろー=ネヅ (ネズミ界のネヅ族 オス)

 ユーリの使い魔  20歳?  体長10cm


 眼の色:からし色の両目。


 動物界では珍しい全身、真っ白のネズミ


 体長10センチメートルと、ヒノモトノ国に生息しているネズミにしてはやや大きい。尻尾を含まずの値。


 武器:鋭い前歯

 生のひえあわを容易に噛み砕くことができるほどの健康な歯。生意気にも食後には歯磨きをするなど、手入れはばっちり。お値段:プライスレス。


 防具:白い体毛

 冬場は増毛して、あったかふわふわ。夏場は薄くなり、通気性が良くなる。本人は気づいていないようだが、その白い毛自体に魔法耐性があり、ニンゲン族よりも少し高めだったりする。ちなみにニンゲン族は攻撃魔法を1割カットできる。こっしろーの場合は2割カットである。お値段:プライスレス。




・セ・バスチャン (ニンゲン族 オス)

 大津オオッツの領主の執事  ??歳  170cm


 眼の色:黒が基調の申し訳ない程度に青みがかった両目。


 見た目、50歳代で、髪はオールバック、白髪混じり。顔にはしわがあり、そのため彫りが深く視える。執事の長として、髭はしっかりと剃ってある。


 身長は170センチメートルあるが、体重は60キログラムとやや細め。特別な訓練をおこなっているわけでもないので、50代の一般男性程度の筋力しかない。


 武器:強いて言えば、名刺と万年筆。

 大津オオッツの領主の好意で風の魔法が使える。その風の魔法に名刺を乗せて、相手の身体に突き刺すことが出来ることは出来る。しかし、攻撃力に乏しいので、モンスター相手には使えるレべルに達していない。ちなみに万年筆は高価なので、仲間の命が危険にさらされている時以外は使用することはない。お値段:名刺100枚で銀貨10枚。万年筆は銀貨50枚。


 防具:黒いスーツ、白いワイシャツ、青いネクタイ

 ヨンとは違い、アイロンがピシッとかけられている。抗菌、防水などの加護付き。ただし、防御力は鎧下の服とあまり変わらない。お値段:金貨3枚(※日本円で30万円)。




・ジョウ=アラカワ (ドワーフ族? オス)

 ジョウ・ジョウ防具店の店長  30歳  160cm


 眼の色:濁ったよど川ヨドッ・リバーの色をした両目。  


 肩先までの男性としてはロングヘア―。ただ、ドワーフ族なので天然パーマがかかっている。髭は伸ばしてはいないが、モミアゲが長い。


 豚ニンゲンオークに間違えられるがれっきとしたドワーフ族の青年。

 身長160センチメートル。体重160キログラム。ウエスト160センチメートル。

 立てばゴブリン・バーサーカー。座ればただのドワーフ。歩く姿は性器を晒した豚ニンゲンオークと称されるほどの巨漢。


 武器:立派ないちもつ

 ジョウは露出癖があるため、たびたび、街の警護に逮捕される。性欲が溜まると男の尻すらも好物と化してしまうために、街の警護は身の危険を感じて、彼を釈放してしまう。お値段:プライスレス。


 防具:アダマンタイト製の腹巻を服の下に着こんでいる。ジョウ・ジョウ防具店に、ジョウが売りつけたのろい付きの防具を買わされた客に恨みを買っているので、今や、手放せなくなっている。この腹巻に、ジョウは幾度も命の危険から救われている。お値段:金貨10枚。




・ゴマ=オガタ (エルフ族 オス)

 ジョウ・ジョウ防具店の店員  25歳  165cm


 眼の色:黒が基調のやや緑がかった両目。


 エルフ族の好青年。刈り上げの短髪。髭は無し。エルフ族なのでそもそも髭が薄い。


 夏には休みの日によく家族を連れて、びわ湖ビワッコへと遊びに行っている。ゴマはエルフ族の持つ加護も弱いために、肌は焼けて、エルフとは思えないほどの茶褐色の肌に。また、エルフ族ではあるが、飛びぬけて美形というわけではないが、不細工でもない。


 武器:短弓

 樫の木製の短弓を持っていることは持っているが、今は家の物置にしまってある。ゴマの娘がたまにその物置から引っ張り出してきて、こっそり弓の練習をしていたりする。お値段:銀貨30枚程度。


 防具:エルフの外套マント

 別に裸に外套マントのみというわけではないのであしからず。この外套マントは風の魔法:風の柱ウインド・ピラーが常時発動しており、夏場のジョウ・ジョウ防具店でも快適に仕事が出来る優れモノ。ちなみに、敵の放つ矢を逸らしてくれたりと、かなりの高性能。ただし、エルフ族以外が着用しても、この加護は発揮されない。お値段:プライスレス。




・ランカ=ロッカク (ニンゲン族 メス)

 ユーリの友達  16歳  160cm


 眼の色:黒が基調の紅いラインが1本入った両目。


 腰まで伸びる青みかがった黒色ロングストレートの髪 Dカップ


 少女から大人へと変貌しつつある、やや肉付きの足らぬ身体。大名ビッグ・ネームの末裔なだけはあり、着ている服は庶民とは違い、かなり生地が良いモノが使われている。ユーリは普段着にもズボンを愛用しているが、ランカはくるぶし近くまであるスカートを着用している。


 夏場でも白い手袋を両手に着けているのだが、それは大名ビッグ・ネームの家系であることを示す紋様が左手の甲にあり、それを隠すためでもある。


 ちなみに目の紅いラインも大名ビッグ・ネームであることが関係している。


 武器:特に無し。


 防具:特に無し。




・サコ=スズキ (ニンゲン族 メス)

 ユーリの友達  16歳  150cm  ニンゲン族


 眼の色:黒が基調のほんのり茶色がかった両目。


 首までのショートカットで赤色の髪 Aカップ


 ユーリと同じ歳だが、サコは発育が乏しい身体である。ユーリと同じく若いので肉はもちろん食べるのだが、たくさん食べてもあまり身体が大きくならない体質のようだ。こちらもスカートを主に着用しているが、丈は膝部分まで。仕事中は動きやすいようにズボンを着用している。


 武器:特に無し。


 防具:特に無し。

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