第9話気が向いたらね

気が向いたらね ぶっきらぼうに君は返事する

待ってるからね 求めるように私は糸を引く

たまの休みは誰だってゆっくりしたいと思うもの

わかってるけどたまにだから君といっしょがいい


好き好き どうしようもないくらい

いっしょにいたいただそれだけ だめですか?

迷惑ですか?



袖を弄ぶわたしのちゃめっけをみて

馬鹿だなって笑って言う

別に良いけど 言葉の最後か始りに

カワイイなんてつけてくれたらうれしいんだけどな

きっときみはおもっても口に出せないタイプなんだね

なんでも言えばいいと思うものではないんだけど

やっぱり言ってもらえたらうれしいな

気が向いたらねとかじゃなくて自然にいつも下さい

まってるからねすきだから言ってほしい

君だから

だけど君はいつものように気が向いたらね

ぶっきらぼうに言う



好き好きどうしようもないくら

好き好き君だけを誰よりも

わたしをどうか離さないで

そしてまた君はいつもの台詞

気が向いたらねと言う

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