手記②

私という

誰かの意志を時折

虚ろな海に投げ出して

静かに眠りたいと願う


厭世


この身深くに根差し

ざわめいては成長し

蕾を膨らませたお前が

花開く前に

救いの手を


≪灰蜘蛛ノ手記≫


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