聞きたくない言葉は聞かなくていい



 どうも、お久しぶりです。

 最近は読み専に戻りつつあった東雲です。




 さて、ちょっとTwitterでお見かけした話題をテーマにしようかと。






『誰かからの心無い一言でやる気を無くした』






 これ。本当に凄く分かる。

 なんか尖っててもいいじゃないかの続編になりそう(笑)







 そういえば、僕は今週6で音楽の授業を受けているんだけど、その半分が実技の授業なんです。


 その先生はまぁ色々やばい人(勿論尊敬してる)。吹部の顧問(僕は軽音部だから授業以外の関わりはない)。

 ……吹部は結構全国に行くそれなりの強豪校だから先生がまず凄いんだと思う(音楽コースが出来たのも大きいのかな?)。









 凄いのはそこだけじゃなくて、



(その先生は)凄い人なのに褒め方が上手い。








 僕がベースの基礎練習をやっていても、勿論足りない部分は指摘してくださるし、有難い。


 しかし、特筆すべきはここではない。

「ベーシストとしてのリズムの取り方が出来てるね、流石だ」

 とこんな若輩者に言ってくださった。



 ……敬語がおかしいのは許してね?








 そう、結局何が言いたいかって、


 ちゃんと引っ張っていける人とか皆がついていきたいって思えるような人って『その人自身が凄いのに相手を讃えることも忘れない誉め上手』じゃない?



 アンチばっかだと世間のレベルも下がるべな。




 誰だって褒められたいじゃん(マズローの欲求5段階説の承認欲求)。人の真理やよ。






 イイねを求めすぎ的な話を前に書いたけど、これって結局最近直接褒めてくれる人が少ないからじゃない?



「あんたなんか産まなきゃよかった」とか言われる子供なら尚更だと思うんだけど。




 誉め上手がなろうぜ。



 音楽だけじゃなくて全般的にさ。






 ここで悪い例を一つ提示しようか。


 僕が今でも怨み続けている中学の時のクソ講師。


 尊敬できる部分が2%くらいしかないから敬語を使うつもりなど毛頭ない。


 前にも言ったかもしれないが、僕は中学でクラリネットを吹いていた。このクソ講師はクラリネットの講師だったんだ。

 最初は普通に尊敬していた。けど中3のコンクール前にが起きた。


 僕はコンクール曲でソロを吹くことになった(小編成の中でも人数少なくて、さらにはうちの学年は各パートに一人もいないという吹奏楽にはあるまじき人数だったから仕方なかったとも言える)。


 で、コンクール前になってこのクソ講師と一対一で練習をすることになった。練習というよりレッスンだったのかも。



 僕は当時クラリネットの上達に限界を感じていた。


 中2でバスクラリネットという、カタチはどっちかっていうとサックスに近いようなクラリネットのめちゃめちゃデカイバージョンみたいなのを吹いていたから変な癖がついてしまったみたいで普通のクラリネットはなんか苦手だった。


 ……バスクラの方が向いてるって言われてたしな?



 まぁそんな感じでぶっちゃけ『この曲そんな好きじゃないし去年のが楽しかったしソロやりたくねぇなぁ……』って思っていた(笑)













 そんな時の練習で、


「お前やる気あんの?ていうか下手くそ。下手なら努力しろよ。お前は先輩達とか後輩達みたいにセンスある訳じゃないんだからもっと努力するとかしろよ、ほんとダメだな……」








 今思えば、コンクール前に奮起させようとの一言だったのかもしれない。




 けどこれで僕は壊れた。




 先輩や後輩が上手いのも、私が下手くそなのも重々自覚している。





 けど、





 努力足りないっていうのはなんか認めたくなかった。





 当時私は副指揮者(学生指揮)とコンマスを兼任していた。しかもパートリーダーもやっていた(これは半ば強制的だったけれども)。




 ところでコンマスとは……(分かる人は飛ばしてね)

 コンサートマスター、略してコンマス。女性の場合はコンサートミストレス、略してコンミス。オケだと第一バイオリン、吹奏楽だと1stクラリネット。全体のとりまとめ役、指揮者がぶっ倒れたらこの人に合わせる的な人のこと。



 だから自分の練習以外にも分奏やら基礎合奏やらの準備とか、フルスコア(全部の楽器の楽譜が載ってる楽譜)を読み込んで各パートへの指示出しとか、チューニングの基準音を出すために滅茶苦茶チューニング合わせておいたりとかパートの後輩に教えたりだとか果ては他パートの後輩にまで教えてたぞ……。


 先輩はやっててもちょっとだけだったんだよ(人数いたから)。



 タダの言い訳でしかないのかもしれないけど。




 それに加えて、この講師から言われた基礎は全部やってたし、他にも自分で調べた基礎とか教本に載ってる練習とか色々やってた。


 コンクール曲の下調べもしてた。


 フルスコアとオケスコ(オーケストラ用のフルスコア)との比較もしてた。




 なのにまだまだまだまだまだまだまだまだ足りないっていうの?





 僕はどうしたらいいんだよ。








 この一言で僕は壊れた。

 し、それで吹奏楽を続けようとは思わなくなった。


 それにコンクールに対するやる気もどんどん下がっていった。




















 こんな風に貴方の一言で誰かの人生を潰すかもしれない。







 褒めたら調子に乗るとか言うけどさ、



 少しくらい乗せといた方が楽だよ?








 基本皆褒められて伸びるタイプだよ?





 ……勿論ダメなことは叱るべきだけど。



 そうじゃなくて、無駄に怒りまくるよりは褒めて褒めて伸ばす方が伸びるんだよ。






 あとはこんなこと言われても気にしないこと。褒めてくれるしアドバイスもくれる人とだけ仲良くすればいいよ。






 仕事じゃそうもいかないだろうけど。


 仕事は嫌な相手の顔のとこに『¥』これがあると思えば少し楽になるよ(居酒屋バイトの時は常にお客さんの顔が¥コレのつもりで働いてましたw)!





 アドバイスは貰わなきゃ成長できないけど、


 聞きたくないお小言(それもネチネチとしつこいヤツは)聞かんでよろしい!





 やりたいことにはケチつけられたくないもんね(笑)





 少しくらい図々しく生きていこう(笑)

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