『SAKURA』『葉桜』
琥珀 燦(こはく あき)
『SAKURA』
ああ
花びらに埋もれて
喉の奥まで薄桃に侵され
永遠(とわ)の眠りに就きたい
そのまま誰にも気づかれず
くち果てたい
桜の花びらが
空も路も染めていく
美しければ美しいほど
悲しくなる
桜サクラさくら…
私を埋めて
私を消して
あの人の記憶からも
私を消して
あの人が泣かないよう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます