『応用版 悪魔の証明』あなたはこれ信じますか? 立証できますか?
ジョン・ライアーという大人の人がいました。
その人曰く、前世は別の宇宙で人類が暮らす惑星に住んでいたらしいです。
ジョン・ライアーさんは元々住んでいた惑星で事故に遭い20歳で死んでしまったはずらしいのですが……、
脳の記憶を含め20歳に成長した全身、それに身につけていた衣服までもが事故に遭う直前の状態に再構成され、気がついたらこの地球にいたそうです。
ジョン・ライアーさんは身につけているものを見せながらこのことを周りに説明しますが、誰も信じてくれません。
それは無理もありません。
衣服は地球とたまたま同じ素材に製法、
ポケットの中のスマホもたまたま地球の某メーカー製のものと全く見分けがつきません。
彼は住民票や出生記録、両親や兄弟姉妹、親戚が存在しないことを理由にしようとしましたが、
外国から密入国の可能性もあると信じてもらえません。
ジョン・ライアーさんが日本語で話していることにも疑問を抱かれました。
偶然にも、日本語がジョン・ライアーさんのが元生きていた時使っていた言葉とたまたま全く同じらしいのです。
彼は、みんなに信じてもらうためにノンフィクションの自伝を書き本を出しました。
その本は出版側の都合でフィクションにされたのですが、大ベストセラーになり、彼は巨万の富を得ました。
彼は友達のA君に言いました。
「僕の主張が正しいことをB君とC君とD君に立証してよ!
B君とC君とD君には、僕の主張が正しいというA君の証明に反証してくれと頼んでる。
また、B君とC君とD君の中でA君を論破できた人にはA君から10万円貰えると言ってある。
もしA君の証明で、B君とC君とD君の3人が全員納得してくれたらA君に僕の印税の一億円あげるよ。
ただし、もしB君とC君とD君のうちの誰かから反証されてA君がその場で論破出来なかったら、
逆にA君は10万円から最大で30万円失うことになる。
A君は僕のこの提案、乗ってくれる?」
あなたがA君の立場なら
この提案、のりますか?
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