風に





 苦しい時こそ


 目をあけて


 下を向いたまま


 未来を睨み付ける





 殺されても 倒されても


 その数だけ立ち上がる


 人は一人じゃない


 信頼する人の笑顔が浮かぶなら




 

 自分という闇に


 呑み込まれたなら


 人は一人だ


 自分を乗り越えるしかない





 どうして人は


 戦い続けるんだろう


 疲れても待ってはくれない


 途方もなく続く道で





 僕は下を向いて生きてゆく


 前ばかり向いていると


 足元の小石に気付かずに


 つまづいてしまうから


 



 僕は人としてよりも


 僕として生きてゆく





 




 


 

 

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