第116話 拠り所の無さ
これは自分が常々感じている不安
あなたの強みは何ですか?
そう問われて答える事ができる者がいるだろうか?
「〇〇の知識があります」
そんなものネットで調べれば誰でもすぐにわかる。
「人付き合いが得意です」
それすら、マニュアル化されて、それ以上の対応を望まれない。
生きるためには拠り所が必要だ。
誇りが無ければ、地面に立つことも出来ない。
自分にしかない知識
自分にしかない知恵
自分にしかない技術
冷静に考えれば、
それら全部が、どうしようもなく、
ちっぽけな物であると思い知らされる。
偶然に引っかかった崖の先端に必死にしがみついて生きている。
少しでも気を抜けば、その手が離れて、
はるか底の地面に真っ逆さまになるような・・・
・・・そんな不安が張り付いて離れようとしない
・・・そんな気分
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます