チートレス転生者の冒険ラジオ――MC①

純也「はいはいっ、どうもっ、こんにちはっ! 主人公兼司会の純也です!」

マッチョウ「よう、久しぶりだな。今回のゲスト、スキン・マッチョウだ」

純也「えっ、誰ですか?」

マッチョウ「この野郎、俺に養ってもらった恩も忘れちまったか?」

純也「冗談だ! 視聴者はきっとそう思っているだろうけど!」

マッチョウ「そういうことか! 少し傷ついたぜ! はっはっは!」

純也「それはすまなかった! はっはっは!」

マッチョウ「俺の説明をしてくれ!」

純也「彼のことを忘れてしまった、あるいは第1部の彼の登場シーンを一切見てない人のために説明しよう! 彼の名前はスキン・マッチョウ! 名は体を表すということわざの通り、禿げててガチムチマッチョな人だ!」

マッチョウ「道に倒れてたお前を拾って一人前の冒険者になるまで育てたのは良い思い出だぜ!」

純也「そうだったな! ちなみに本編中では敬語でしゃべってたけど今回は無礼講と言うことでひとつ!」

マッチョウ「登場させなさ過ぎてキャラを忘れたんだろ、あの作者」

純也「だな! あっはっはっは……」

マッチョウ「さて。今回はイカれてたな!」

純也「そうだったデスね。俺が女になるとか……作者はなにを考えてるんだ」

マッチョウ「急に無表情になるな! 怖い!」

純也「質問コーナーに移ろう。え~と、どれどれ? なんでマッチョウさんは第二部になってから出番が一切ないのですか?」

マッチョウ「聞くなそれは絶対に聞いてほしくなかった」

純也「それはね、登場人物が若くてイケメンな人のほうが人気が出るからだよ」

マッチョウ「……俺ってまだ28だよ? 冒険者の仲では割と若手だよ?」

純也「イ ケ メ ン」

マッチョウ「…………前回も同じこと言ったよな」

純也「二回も出れた分まだよかったじゃん。本編とは全くもって関係ないところでだけど(笑)」

マッチョウ「あああああああああああああ!!!!!! お前だって決してイケメンではないくせに――――――!!!!!!」

純也「はい、と言うことでね、次回、四月馬鹿。どうぞ!」

マッチョウ「話をそらすな!」

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