八月五日

 あついので散歩はなし。部屋で手紙を書く。


 夕。夏祭りへのさそいがくる。もよおしのおどやしたいらしい。以前、かるい気もちで参加の返事をしていたのが本当になってしまった。専用せんよう法被はっぴまで用意してもらったので、もう行くしかない。

 で、二時間ばかり足袋たびおどって帰宅。わずかに風がある。いなれる音。

 数日またくもどおしで星は見えない。本、本。こんなときは文字のたまつらなりに楽しみを探す。

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