2月13日付 精神的にブラックな労働を強いる企業もブラックだろ、とブラックコーヒーを啜りながら憤慨する球体の生物からひとこと

 労働は身体によくない、みたいなジョークは確かイギリスか何かにあったと思うんですけど、ここ最近どうやら体調が下方に落ちているような気がしています。とはいえぼくにできることは何もない。


 ここ1年ちょいで、銃砲少女アンソロ、空アンソロ、宝石アンソロの3つに寄稿しているんですけど、参加している皆さんのパワーと圧を感じまくりだし、そもそも用意されたお題に真っ正面から書けるというその能力に深い嫉妬を覚える。いつか全員にマシンガンを撃ち込んでやるからな! 覚悟しろよ! みたいなね。


 はてさてところかわってぼくの文章はどうかといえばそれはもう読んでいただければ5秒でわかると思うんですけど、お題的なものに真っ正面から取り組んでいるものが一切ないです。一切。皆無です。もはや一周まわって向井秀徳なんですわ。なんかひっかけてんな、みたいなそんなやつしか書けないので。

 多分なんですけど、お題がなんであったところで、お題自体に興味を持つ時間なんて、「よし、書くぞ」と思ってせいぜい2秒くらいで、あとは「とにかくこいつを見てくれ」という感じでなんだかよくわからない概念と三半規管をねじ切るみたいな文章を読んではひとしきり笑い続けて書き連ねるという、救いのなさが満ち満ちた執筆風景であるわけです。

 とはいえなんとなくなんですけど、ぼくの信奉する書き手はおそらくそういった質の人たちばかりのような気が勝手にしています。もっとも、完成された作家を気取りたいような人間と違って、彼ら彼女らはむしろ、脳内に滞留する概念をどうにかしてかみ砕けるようなものにしようと悪戦苦闘しているのではないだろうか、といういらん心配をしているのも事実なわけで、つまるところ結論を先に述べるならばこのへんの文章の情報は無に等しいので本当のところ至極どうでもいいと思っているに過ぎないわけです。


 この文章を読んでいる不埒な諸兄にはもう周知の事実というか、既に読んでいるかもしれないのですが、個人的にはアンソロ掲載作品の中では銃砲アンソロに上梓した「群青」が一番ぼくらしくて、かつ、クールにキマっているような気がして好きです。もっとも評価が高めなのは、宝石アンソロの「ルビーの指環」で、こちらは作品としての完成度が一番高いかなと思いますので、気になる方は該当するアンソロをチェックしてみてください。


 いえーい宣伝をねじ込んでやったぞ!!!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る