第308話 目には目を、刃には刃を! (5)

 ドワーフの郭汜嬢も、自身のおチビな装甲騎兵隊達へと下知を飛ばして、二戦姫率いるおチビな装甲騎兵は、疾風迅雷の如く、勢い。速さで、曹洪隊と于禁隊へと突撃──!


 まあ、そんな訳だから。


 直ぐに間が開き、時間が経てば、直ぐに両雄混戦状態へと陥り。刹那へとなっていくから。


「ピキィー!」


「キャァアアアッ!」


「グエェエエエッ!」


 六人の戦姫率いる埴輪仕様のおチビな騎兵隊、装甲騎兵隊から断末魔! 絶叫! 悲鳴! と、共に。


 あちらこちらでテレビやパソコンのモニターがノイズしたような様子へと変貌。


 デリート、消去されていく埴輪仕様のおチビな兵達の姿が多々、李儒理樹の目と瞳に映るから。


「す、凄い! いつみても生の戦、戦場は、本当に凄い。すごいよね……」と。


 李儒理樹の白熱、感無量。熱く、激しく、感動、歓喜した声が、自然と、彼の口から漏れるから。


李儒理樹?」


「……ん? 何、惇姉さん?」


「この戦、合戦を観戦して、そんなにもお前が白熱、歓喜。心が熱くなり。収まりつかないようならば。姫と孟達、閣下とお嬢の喧嘩の後に、俺と手合わせ。戦、合戦をするか?」と。


 李儒理樹は、俺戦姫に問われてば。




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