第82話 漢の二人のやんごとなき姫殿下(10)
魔王董卓閣下は相変わらず、というか? 思っていた通りだ。
協姫殿下のような聞き分けの良い女神、精霊、娘さまではない。ないのだ。
まあ、若い頃の董卓閣下も曹操、劉備玄徳、孫堅や孫策、呂布奉先等。アレラ、彼女達のように、町の中でも手に負えない。暴れん坊や盗賊上がりの者達のように、【涼州の暴れん坊】と、呼ばれた頃のじゃじゃ馬娘仕様の董卓閣下だから聞き分けの方は全然無い。無いのだ。
ましてや? 李儒(理樹)は彼女。董卓閣下の物、彼の筈だから尚更、次世代の太后殿下さまであらせられる劉弁姫殿下を蔑ろ、侮る台詞を平然と吐き、漏らしながら。異世界日本の某メーカーのポテチ──。
それも? コンソメ味が欲しいと、李儒(理樹)に催促、強請る。嘆願をするのだ。最後には、女性らしい甘え声色を駆使しながら誘う。
う~ん、でもね? この三國オンライン戦記の弁姫殿下は、リアル。三國志演技に出演するような女性──。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます