第22話 天から、女神様からの声! (5)

 だから李儒理樹自身も、「うん」と頷き。「女神様ありがとう」と。彼の目には見えない。映らない女性。何処かのアプリゲームの中に住む、暮らす女神様へと再度お礼を告げれば。


「…………」と。


 彼は無我夢中。沈黙を続けながら真剣に、の運営会社。サポート課への謝罪メール文を製作、書き続ける。すると時、時間が経てば彼、李儒理樹の顔はニッコリと微笑み、和らぎ、緩んでいくと。


「できたぁっ! できましたぁっ! 女神さまぁっ! 三國オンライン戦記の運営会社への謝罪メール文ができましたぁっ!」と。


 李儒理樹は大変に明るい声色で、目に見ない女神様へと謝罪メール文が製作できたのだと報告をする。


「そうですか。やっとできましたか。あなたぁ~。ではわらわが、あなたの心からの反省、詫び、謝罪の気持ちが相手……。三國オンライン戦記の運営会社の社長や専務、常務に役員……。弁護士などに届くようにと、魔法をかけてあげますね。あなたぁ~」と。


 彼の目には見えない。映らない女神様はこんな感じ、と言うか? まるで李儒理樹の彼女もしくは、妻的振る舞い。口調、声色で彼へと自分自身も『あなた』、李儒理樹の為に助力すると告げてくれたのだ。




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