第3話 僕の全財産が!

「うぉおおおっ! ふざけるなぁっ! ふざけるなぁっ! こんちくしょうめがぁっ!」と。


 僕は相変わらずと言うか?


 まあ、先ほどからだけれど。


 僕は声を大にしてスマートフォンの画面へと向けて憤怒しつつ、罵声を吠え、叫んだために。


「はぁ~、はぁ~」と荒い息遣いになってしまった。


 だから僕自身の高ぶった気を押さえようと試みれば。


 また先ほどの文面……。


 僕が、自身の少ない小遣いやお年玉をやりくりして、ゲーム内の課金ガチャガチャで回して出した。


 僕の財産、宝物である。


 戦姫武将や各強力なアイテムが全部パ~になる。


 破たんをする文面──。


 三國志オンライン戦記の急なサービス停止の内容が書かれた文面を僕はまた思い出して。


 自身の肩を落とし、落胆……。


「はぁ~」とまた大きな嘆息を漏らせば。


「はぁ~!」


 ドン! と、自身の机を叩き。


 でも、僕自身はまだ気がすまないから。


「くそ! くそ! ばかやろうー!」と。


 僕は更に吠え──!


 ドン! ドン! と、更に力強く。


 僕は自身の机を叩くと。


「うぉ、おおおっ! くそがぁあああっ! ばかやろうー!」と。


 自身の机が壊れそうなぐらい叩き、八つ当たりを終えると。


「ぜぃ、ぜぃ」と。


 僕は荒い息遣いを整えながら。


 自身の荒ぶれている気を鎮静しながら。


 僕の女神さま達──。


 三國志オンライン戦記の戦姫達の顔と。


 今日から始まる予定だったイベントの戦利品としてもらえるはずだった。


 褐色色の可愛いダークエルフの少女の顔を思い出す。


 だからやっぱり僕は、異種族の麗しい彼女達と。


 新しい彼女の顔が忘れられないから。


 僕の財産を取り戻すためにために。


 僕は運営会社と争うことを決意する。



◇◇◇

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