第15話励まし合える人

 今日は頑張った方なんですよ。挨拶に行ったら、Tさんが仕事で忙しかったのと、書きながら推敲していて、枚数を削ったらしき情報を得たんです。明日は休業だそうです。一日頑張るって言ってました。と、いうことはあんまりちょくちょく訪問しないほうがいいのかもしれない。

 :向こうがちゃんと言ってきたんだから、それに応えなければ。

 ええ。少しずつでも進みましょうって言い合いました。

 :ほんとの友達ができた、かな?

 勇気づけられます。公募、以前よりいいものが作れそうなんですって。わたくしもそんな気がしてきました。

 女神、これなんですけれど、どうでしょうか?

 :うん、二度と勘違いするなよ。

 勘違い、とは?

 :己の文章を書くんじゃない。「見られる」文章を書け。

 自分に厳しく、ですね。

 :ああ、そうなんだよ。

 Tさんの存在が無かったら、わたくし前へ進めなかったかもしれない。心強い。

 :ライバルなんだよ?

 ライバルが強力なほど、成長が早くなりますから。バッチ来い! です!

 :(笑)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る