一時と魚
剥がれ落ち
流れ落ち
行く先わからず、涙に明け暮れ
そうして日が昇ったのち
目前のことが景色になって
色を帯び、香りを持ち
命を抱いて動き始めた
私が私であることに
何の間違いも狂いもないのに
時折、己の為すことが
的を外れて奇妙に泳ぐ
不思議なことに、全て私だ
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