消えるヒッチハイカー
私は
ある夜のこと。タクシーの運転手が若い女性を乗せる。しかしその女性、全く生気を感じさせない。
バックミラーでチラチラと確認しても、表情が変わりやしない。
冷や汗をかきながら目的地にたどり着く。
「着きまし…ひゃあ!」
後ろには誰も乗っていない。驚いたタクシー運転手は、近くの家に駆けこむ。
「それは、また私の娘です」
家の女性はそう答え、運転手に運賃を渡した。
これは一番有名な都市伝説じゃないでしょうか?
幽霊の女性はその家の住人で、数年前に亡くなっており、タクシーを拾っては家に帰ろうとするそうです。少し怪談のようですかね? でも死してなお、家に帰ろうとするのは、どこか温かくないでしょうか。
有名なだけあって、消えるヒッチハイカーには様々なバリエーションが存在します。また、話は海を越えてヨーロッパでも語り継がれているんです。日本でも、これを元にした話が沢山あります。
その広がる様はまさに都市伝説的。消えるヒッチハイカーは今や、世界を巡る旅人の様です。移動手段はそれこそヒッチハイクでしょう。
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