第15話 風魔小太郎
「……郎、……太郎! 死ぬな! 死なないでくれ! 私は! 私は小太郎のことが……きなんだ! だから! だから死なないでくれ! 」
あれ? 俺はどうなったんだろう?
辺りは暗く、何も見えない…。
ってか誰の声なんだろう俺に呼び掛ける声がする。誰の声だか分からない、だけどなんだかとても大切な人だった様な気がする…。
「まったく、君は無茶が好きなんだね? 」
暗闇の中から男が現れて、そう言いながら俺に近づいてくる。
「こっちに来る前も彼女を救うために燃える家の中に飛び込んでいくし…。全く、驚かされるよ君には…。まだ君はこっちに来るには早いよ、彼女が待つ光ある場所へ戻りな! 君とはまだ話したいことがたくさんあるけど、それは君が天寿を全うしてから語り合おう」
その声の主の顔を見ると俺と瓜二つの顔があった…。
「それじゃあ、またね我が風魔一族の末裔
目を開けるとそこには泣きじゃくる氏康ちゃんが居た。
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