水晶の記憶

記憶された中に存在する私

時間を忘れただ、呼ばれる時を待ち続ける

私を呼ぶ声、それは闇の声

明るく光る澄んだ声ではなく、

暗く邪な穢れた声


暗闇から呼ぶ悲しみの声

悲痛な叫びに呼ばれている

でも、私は其処へは行かない

まだ、それほど辛くはない

私を呼ぶにはまだ足りない


私は選ぶ権利がある

気に入らない場所へは行かない

気に入らない人は知らない

私を呼べるのは綺麗な人

汚い人は私は嫌い


綺麗な人が私を呼べば私は其処に存在する

あなたの声を聞き届け私はすぐに其処に行く


私はいつまで此処にいる?

私はいつから此処にいる?


私はいつまでも其処には行かない

私の気に入る人はもう現れない

いつまでも待ち続けていても無駄

あなたはもう存在の無い存在

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