第2話

もう雑巾になっている古いタオルもお気に入り。

ちなみに、気に入ったものはとにかく噛む。

噛む噛む、引っ張る、引きちぎる。

そしてどうやらタオルから出た糸を飲んだ模様。

「ねえ!フェブがタオル食べた!」と騒ぐ子ども。

口の中に指を入れるも間に合わず。

ウンチで出てくれればいいんだけど…と様子を見ることに。



次の日から、吐くようになった。

獣医さんに連れて行くも「猫は吐くものだからね…」

と、吐きどめのシロップをくれた。

同時並行で検便も。

ウンチをするたびにほぐして糸が出てないかチェック。

ベランダでやるんだけど、臭くて臭くて。


ネットで調べた嘔吐の原因は、毛玉、早食い、猫草。

まずはフェブの嫌いなブラッシングを徹底。

ご飯に夢中で気にならないときに体じゅうにブラシをかける。

早食い防止にご飯をちょっとずつ、頻繁に。

餌のお皿にボールを入れる。食べにくそうだけどゆっくり食べるのには役に立ってるはず。

猫草と観葉植物は撤去。

そして吐きどめシロップ。

「猫が好きな匂いと味だから」と言われたのに、フェブはどうやら好きではない。

ご飯にかけてもその部分だけ残す。

おやつにちょっぴりつけたら食べるけど、1日分は飲ませられない。

綿棒につけて口の中に無理やり入れると、当たり前のように引っかかれる。そりゃそうだ。

何日かして、ヨーグルトに混ぜるとすごい勢いで食べることを発見。

これで一安心。めでたしめでたし。



…ところで検便はいつまで続ければいいんですかね。ものすごい臭いんですけど。

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