言葉の雨

グラスに注がれるワインは私へではない誰かの為

ベルベットの上に並ぶ皿は私へではない誰かの為


羨んでいる私が醜いのは誰かの生

憎んでいる私が酷いのは自分の生


疎かと愚かさと

惨めと陰惨さと


降り注がれる言葉の数々

いい言葉なんて見つけれらなかった

今日も頑張りました、なんて口が裂けても言えなくて

今日も恨んでました、なんて何度もクリック


できれば誰かと一緒に居られたなら

どこかで誰かと素直になれるなら

そんな星の数ほどあるのにないの

先の輝きなんて見ていられないの

今の愚かさに心を潰す


なんでこんなになったかな、なんて

できればこれで最期にしたいな、なんて

笑って言えるなんておかしい、なんて

でも、さようなら

空を飛んだなら

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