ソング

愛を掲げて空を見ていた

あの朝日に、あの夕焼けに

毎日、手のひらを伸ばして掴めていると思っていた

それは思い出を凝縮するように

心の中で綺麗な石になるように

何回も反芻して自分の核にする


だから私は愛を謳える

人に優しく、自分に厳しく、他人に同情を、親友に親愛を

愛を謳う

私は今日も綺麗なもので埋め尽くされ

宝石の中で、今日も空に謳う

こんな時代で愛を謳う、透明な愛のうた

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