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  • 有用性の終りへの応援コメント

    現代では浸透しつつある考え方ですかね。
    考えさせられました。
    そして、危機感も覚えました。
    全員が主人公のような考えになったら社会は崩壊して、人類は滅亡するかもと。
    ロボットが全てを解決すればいいんですが、当分の間、豊かな生活を支えるのは他人がやりたくないことを黙々と行う人々であることを現代人には忘れないでほしいですね。

    ただ、それを理解している豊かな人々がプロパガンダとして「人の役に立て」と搾取する人々に刷り込むのかもしれませんね。笑。

    洗脳されてるだけかもしれませんが、個人的には自分のした事で人が喜んでくれる方が気持ちよく生きていける気がします。

    もちろん、山田のように自分を追い詰めすぎることはしませんが。^ ^

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    テクノロジーが現状のまま主人公みたいなのが多勢になったら社会回らなくなると思いますね。人の役に立つことが嬉しいっていうのも現代人の感覚としては正しいと思います。
    ただ、今後AIが発達してくると役に立とうにもその手段がなくなるのでは? そのとき我々のアイデンティティの拠り所が「他者の役に立つこと」だとものすごくマズイのでは? ……という危機感から生まれたのがこの話だったりします。
    2030年代に答え合わせすることになるのかなーと想像してます。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    最後のセリフが身にしみた。人間の価値の定義としてとてもしっくりくる。

    でも(無駄な作業は除くとして)我慢して働いている人達がいるからこそ自分達の生活が成り立っているということも忘れないでいたい。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    >我慢して働いている人達がいるからこそ自分達の生活が成り立っている
    これは本当そのとおりですね。
    AI普及による機械的失業を睨んで書いた短編ではありますが、実際問題いざそうなったとき仕事がなくなるのっておそらくキラキラ系のホワイトカラーのほうでしょうし……。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    最後まで読んでいずれこうなる世界が訪れそうだな、と思いました…。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    自分としてもこうなりそうだなと思ったので書いた次第です。他人の役に立ちたくてもその手段がない時代では「人間であるだけで価値がある」に転換しないとアカンのではないかなーと思うのです。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    よく見るアスペルガー症候群を扱うドラマやアニメを見ていると、社会的に有用性が無いとされていた障害者が凄い力を発揮するというお話が多いです。

    でも、それって有用性がある障害者だけが必要ってことになっちゃいます。

    人間の価値とは?
    社会にどれだけ貢献したか?
    いくらお金を稼いだか?
    どれだけ「いいね」をもらえるか?

    この小説に描かれているように自分の価値を自分自身で認めることが大事だと思います。

    もっと言うならば、人間の、その存在そのものに価値を認める。それが本来、社会の役割ではないかと思っています。

    素晴らしい小説でした。
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    フランスの思想家バタイユは役に立つ立たざるにかかわらず価値をもつことを「至高性」と称したそうです。
    人間の仕事がどんどん機械に置き換わっていく時代では、この至高性こそが有用性に代わって社会的な共通認識となるべきなのではないか、というかアイデンティティを維持するためにもそうならざるを得ないのではないか、そういう思いで筆を執ったのが本作でした。
    読んでいただけて幸いです。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    働きものの日本人ならではの作品ですね
    働いていないと社会の一員であることを認められないなんて
    私は間違っていると思います

    人間の価値は、そいつ自身が幸せかどうかで決まるのだ。

    この最後の一文が印象的でした

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    >働いていないと社会の一員であることを認められないなんて
    今現在でも間違っているし、AI時代になれば尚のこと「誤った考え方」になると思います。役に立つから価値があるんじゃなくて人間だから価値がある、という方向にシフトしていかないと山田みたいな人が増えるんじゃないかなと。
    そういう意味でも今書いておかないといけない小説でした。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    はじめまして。応援してくださった方の作品にはとても興味があり、拝読させてもらいました。まさに未来を予測する作品ですね。
    大人向けの重厚な作品で、高いリーダビリティがするすると続きを読ませてくれました。
    近い将来、きっとこんなカタチになるのかも知れませんね。価値っていうのは基本的には相対評価なのでしょうが、自分はこれでいいっていう強い意思が必要なんだなぁと、改めて思いました。素晴らしい作品に出会えて嬉しいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    AIで仕事がなくなるっていうのはこういうことだろ、と示したくて書きました。労働から解放されるのは喜ばしいことかもしれない、だけどその世界で生きるにはそれ相応の価値観が要る、と。
    リーダビリティに関しては、実は最近まで行間詰まってたんですよね。読みやすかったということであれば空けて良かったです。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    いつも、私の拙作『 空から来たアイツ! 』に応援、ありがとうございます。

    『 有用性の終り 』、拝読致しました。
    実は、以前に勤めていた会社の社長が、『 山田 』と同じ道を辿りました・・・
    長年、顧客から頼りにされていた技術が、「 もう、必要ない 」、と認知されたからです。

    でも・・ どんな状況下であっても、自殺はダメです。
    死んだら、おしまい。

    労働の価値観は、人それぞれでしょうが、投資家と言うのは、個人的には軽蔑しています。
    だって、働いていないんですもの。
    人が働いた生産力に、外部から群がっているだけですから。
    でも、莫大に儲けている人もいるワケで・・・ 財力の大きさを優先的に考えれば、労働云々、などと言っている事自体、バカらしくなるのも道理です。

    現代的に言えば、当たり前にネット環境があり、当たり前に電気が供給されていて、初めて『 投資家 』が成り立ちます。
    自身では、何も生み出さない・・ 労働が無い職業は、そのうち虚しさが募り、やがてイヤになります。
    ・・・私が『 投資家 』を辞めたのも、そんな理由からです。

    ある意味、金があれば、何でも許される時代。
    生きる価値観は、何に求めたら回答されるのでしょうかね・・・

    この物語・・ あなたの中では、完結していないのでは?
    おそらく、テーマに相当する『 答え 』=『 ラストシーン 』は、解釈の表現が大変に難しいかと。
    勝手に推察して申し訳ありません。
    そのくらい気になる、秀逸的な作品でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    より便利なものが登場して従来の技術がお払い箱に、というのはAIに限らずいつの時代もありますね。それでも、変化した世界で生きなくてはならない。

    この短編、主人公が働いてるとインパクト弱まるので成立しなくなっちゃうんですよね。
    「好きに生きろ」って話で従来の労働観を否定的に扱う必要があったので、彼は特に労働に価値を見出していない人間でなければなりませんでした。重要なのは労働そのものではなく自分のために生きることである、と。
    わたし自身がこれできるかって言ったら無理っすね。
    そこまで投資に情熱傾けられるならライターやってないです。

    「人の役に立ってるから生きていい」のではなく、「そいつが人間だから生きていい」。
    もしも本当にAIが労働者を駆逐するなら、人間が生きていくにはその価値観を採用するしかないかな~というのが今のわたしの立場ですね~。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    割と近い将来、起こりそうなことですね。
    ベーシックインカムもそうですし、AIによる仕事の置き換え。
    働くこと自体の考え方が大きく変わりそうですよね。

    大変面白かったです!

    作者からの返信

    価値観って結局はその時代の文明の副産物ですからね。テクノロジーが変われば人の考え方も必ず変わってくると踏んでます。
    レビュー付きの☆までいただきありがとうございました!

  • 有用性の終りへの応援コメント

    拝読させていただきました。
    短編ですけど、現代の大人向け童話でもありますね、これ。

    作者からの返信

    コメントおよび評価ありがとうございます!
    ですね、大人向けに書きました。10年後20年後を見据えたとき今の価値観は残っていないかもしれませんから。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    はじめまして
    大変興味深く読ませていただきました。

    「役に立つ」というのは仕事だけじゃなく、ボランティアなど様々な場面で成り立つと考えています。山田さんも、もっと別なことに何か見いだせるものがあれば違ってきたのではないかと思います。
    これは「視野の狭さ」からくる事だと考えています。
    そしてもう1つ「言霊」ですが、本人の真面目な性格に加えて親からの「しつけ」や「教育」も大きく関わってくる事だと感じています。

    10年も経てば、きっと今とは随分変わっているでしょうね。未来が明るくあって欲しいと思います。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    視野の狭さと言霊。別のことにも意義を見出すことができればよかったのですが、教育であったり経験であったりが縛ってしまったのでしょう。価値観の変遷についていくのは難しいです。
    こういう話にしておいてなんですが、人が人であるだけで価値をもつ時代という概念自体は明るいものだと思いますので、うまく実現されてほしいと願っています。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    誰もが要領良く生きていけないというのも現実ですよね。
    仕事を生き甲斐にできるのは幸せなんでしょうか。
    色々と考えさせられる物語でした。

    作者からの返信

    多くの業務がAIに置き換わることが現実視されてる今、仕事を生きがいにするのは非常に危険だと思います。そういう警鐘を込めて書いた短編ですので、考えるきっかけになったなら幸いです。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    山田の生き方を完全に否定することはできないけれど、「おれ」の言葉で未来を変えることができたのではないか。そんな空しさを後半部分が癒していったため、心が洗われる作品になりました。
    「おまえのままでいるだけでよかった」のようなさり気ない言葉は、いつの時代にも通じるエールになるのかもしれませんね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    今はまだ山田のような働き方が主流の時代ですが、もう10年後にもそれが通じるか、となるとかなり怪しいと思うのですよね。自分のままでいる、という生き方は大事だと思います。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    死んだらおしまいですよね。
    昔の話ですが海外で仕事をする機会がありまして、そこで出会った現地の上司が「お前は何を元手に仕事をする。それがもし真面目な貢献心だとしたら今すぐ仕事を辞めろ。自分のために生きていないなら仕事をする価値なんて無いと思え」と言っていたことを思い出しました。
    勤勉で真面目であることって楽なんですよね。自分以外の人間もそういう姿勢って評価し易いし、自分自身も頑張ってる!って思える。それが駄目だというわけではないんですけど、それだけじゃあ足りないんだっていう思考が持ちにくくなって、投げ出された時にどうしたらいいか分からなくなっちゃう……。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    いい上司さんとお会いになられましたね! わたしも同感で、働くことを生き方より優先させたらダメだなと。
    真面目に目の前の仕事に取り組むのは悪いことではないですが、それがただの思考停止になっていないかどうかは時折顧みる必要があると思います。

  • 有用性の終りへの応援コメント

    他人の役に立つ。僕は今精神障碍者で仕事ができないのに、そういう考えについて、常に考えています。ありのままでいい。僕にとってそういう考えを受け入れるのは課題と思ってます。ありのままでいいんだ。と言ってワガママでいる人に対して自分の中でどうとらえていいのか分からないでいます。僕自身がありのままでいい。と考えている人に認められていないと思うからです。僕は元プロボクサーで、理由がなくても頑張ります。僕自身の頑張らなくては生きられない。という考えからの被害妄想がありそうです。頑張るのではなく楽しくやっていきたいです。有り難うございました

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    究極、迷惑をかけること自体を目的にしてなきゃ問題ないんだと思ってます。結果としての迷惑なんて、取り返しがつかないだの何だのと言ったところで結局最終的には「ごめんね次から気をつけるよ!」で済ませるしかないですから。
    やりたくないことを頑張るんではなく、やりたいことを楽しむ。役に立つからやるんじゃなくて、楽しんでるからやり続ける。そういう人が今後は目立っていけるのかなと。


  • 編集済

    有用性の終りへの応援コメント

    お世話になります。
    フォロー、ありがとうございます。

    このお話、とても心に深く突き刺さりました。

    まっとうに生きてきた人間が、ある日突然新藤のような生活ができるとは思えませんし、その一方で正直ものがバカを見る、真面目な人間ほど損をする今の世の中であれば、つくづく生きること生き抜くことの辛さや難しさを感じます。
    文中にもあったAIの存在も、後々はさらに世界へと浸透してくるのでしょう。そのとき、人間はどうなってしまうのか? うかうかしていられませんね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    「役に立つこと」を重視してたらAI時代じゃアイデンティティ失うよなあ、でも実際生きていかなきゃいけないんだから価値観変えないとダメだよなあ、と考えながら書いたのがこれです。変化が目立ってくるのは2030年からとも言われてますし、あまり猶予はないかなと。
    もっと明るい方向に書いてもよかったんですが、生憎こういう作風のほうが得意で……(笑

  • 有用性の終りへの応援コメント

    深いですね、勤労が国民の義務ってのも山田さんが自殺する土壌となったのではとか考えさせられます。

    作者からの返信

    そうですね。そういうこともあって彼自身でも自分の価値をそこに置いてたわけですが、それが通用しない時代になってしまったと。