四言目
今日も同じくスーツを着て
「社会のためになることがしたい」
なんて嘘を撒き散らす。
本当は世界なんて大嫌いなくせに。
自分のことすらままならない私が、
"社会のため"なんて大層なことを抜かす滑稽さ。
同じ格好をして同じような嘘をつくように強制して
結局欲しいのはただの"駒"なのではないか。
この気持ち悪い笑顔を評価されるたび、自分の存在意義を見失う。
嘘をつかない私に価値がないことはわかっている。
早く終わってほしい。
自分を殺してしまわないうちに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます