二言目
スーツを着て満員電車に乗って、
この倦怠感に「大人になってしまったな。」なんて思う。
"大人"はどうやって"大人"になっていったのだろうか。
そもそも大人なんて本当に存在するのか。
幼少期の私にとって、「先生」というものは確実に"大人”だった。
なんとなく神聖なものと思っていた。
誰も逆らうことができない、圧倒的「正」な存在だと。
しかし大学生になって、職というものが身近になった今。
先生だってただの人間だったということに今更気づく。
浮気が原因で別れた私の元彼は、一昨年から教員として働いている。
一丁前に部活動の顧問なんかもやっているらしい。
私のことを平気で傷つけた彼が、
どんな顔して生徒に道徳だなんだと訴えているのだろうか。
考えただけでも反吐が出る。
繕って繕って繕って、汚い部分を必死に隠して、さも自分は善人であるかのように振る舞う。それが大人ですか?
私の心はいつまでも子供のままだ。
成長を拒んでいる。
苦しい。
つい最近まで子供のレッテルを貼っていた癖に
いきなり世間に放り出された気分だ。
とにかく何が言いたいかと言うと、就活したくないんです(甘え)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます