青い春

洗濯機にぐるぐる回しても、この制服についた汚れは取れない。

ぴかぴかで軽い制服なんて、一瞬で汚されて重くなって。

そんなものを纏いながら学校へと向かうのが苦しくて嫌で逃げ出したかったのに、卒業という日がくると突然寂しくなるんだ。

人ってわがままだね。



「ねえ、これが青春ってやつ?」

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