偶像

偶像は永遠ではないらしい。

僕たちのもとに、いつも輝くお星さまを届けてくれた偶像はあっけなく消えてしまった。


「ずっと、あなた達のもとに私がキラキラを届けるよ」


なんて笑顔で言っていたあの偶像はもう、いない。


僕は泣きながら、狭い部屋に置かれた小さなテレビの画面に映る偶像に、キスをした。

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