春風

皆、私を置いてね、歩いていくの。

その足跡は花びらになって、

風に飛ばされていくの。


皆、行く先を、教えてくれないの。

でも、その花びらたちが風に

飛ばされていく時の景色が、

すごく綺麗で。


追い付けなくても、

ゆっくり進んでもいいかなって。


後ろを歩いていくのも、

いいかなって思ったの。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る