番外編 ―あの話をしたのは誰?正解は―
「墨田区広報広聴担当・斎藤 薫 ①」の中で、街のご隠居インタビューを提案して却下された人物は誰なのか。
それでは解答編です。
会議への出席者は六名。
主査の松本は会議の司会役を担っていて、自らの意見を提示せず話の舵取りをしています。ご隠居インタビュ―案が出たすぐ後に、「他の意見は?」と促していることからも彼ではないと言えます。
次に名前が挙がるのは鈴木さんです。斎藤の発言の中で、「鈴木さんが墨田区の良さに触れている」という趣旨があります。その「墨田区の良さを知る人を巻き込んで」という発言を受けて、件の提案がなされています。したがって、鈴木さんも除外。また、斎藤はこの時に初めて発言したとありますので、彼も除外されます。
残るは三名となりました。
この内、横山と柴田の二人が小声でやり取りしている間に、犯人(?)はインタビュー記事を区報に連載しようと提案しています。これで、この二人も消え、残る一人が犯人(提案者)となります。
そう、ご隠居インタビューを提案したのは、テレビCM案を出した田島君です。彼は若いのか素直な性格なのか、ひねりの利いた提案はありませんが積極的な印象ですね。
唐突な謎解きにお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、本編に戻ることとしましょう。
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