I was existence  闇詩

 

生きていた

存在していた

その時、そこにいた

わたしの証は

全部とは言いませんが

消してください


誰かの記憶

誰かの持ち物

そういうものは別にいい

どのみち風化して

消えていくから

残っていてもかまわない


家族であっても同じこと

生きてわたしを知っている人には

何もしない

消えてしまうだけ

還るだけ

それだけ


イダイなことはしない

記憶に残ることはしない

ただそこに存在してるだけ

そうであれば

人は簡単に忘れる

世界は動く


生きていた

存在していた

その時、そこにいた

わたしの証は

少しを残して

すべて消してください


2009年08月18日(火) 11時35分44秒 公開


遺書だったものなので

闇詩にします。


生きることは

何もしなくても大変だから

逝った後も騒がしいのは嫌だなぁ

なんて思って書いたもの

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