0:00 a.m.
秒針がチクタクと鳴っていた
刻々と今日の寿命が減っていく
真っ暗な現実から
逃げるように
目をつむっていたけれど、
夢のかけらも見えないから、
目を開いて、
逃げるように
真っ暗な現実を見た
暗闇
それがないと眠れないんだ、私は
決して目の合わない天井から目を逸らしてみると、
カーテン越しの街灯、月明かり
陰の輪郭が見えてくる
(この、光に伸ばした手のひらは、もう私のものじゃない)
天井の軋む音がして、目を見開いた
0:00a.m.
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