第16句 パンサーカメレオン
・ー・ー・ー・ー・ー・
こんな風の強い、こんな寒い日に、ひとり嬉しそうに外に出るカメレオン。
何するとも聞けず密かに追ってみたら、何やら実の様な物を紐で器用に吊るし始めた。
木枯らしが吹く度に、やけににやりにやりとしているものだから、少し怖かった。
後から聞けば、あれも忍術の道具が1つ、なのだとか。
いつかどこかでお披露目したいらしい。
寒い中、わざわざよくやるよね、とは言えなかった。
〜ハシビロコウ
【季語】
菱の実[秋]:菱は池や沼にはびこる水草である。夏、水面に白い花を咲かせ、
秋には菱形の堅い実を結び、その昔撒菱の原料として使用された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます