95. 私はもう2人の私を見る
Friday, June 15, 2018
私は弟と飛行機に乗っていた。離陸前で、シートベルトの着用指示が出ていたが、弟がトイレに行きたいと言ったので、急いで行ってこいと言って私は彼の後ろ姿を見送った。しばらくして心配になったので、コッソリ後を追った。
すると、トイレのあるはずの場所は、舞台裏のような物置だった。私はそこで、ストリートファッションのもう1人の私を見た。私は追いかけようとしたが、それはあたかも私であるかのように弟と話していた。
私が怒りに駆られていると、どこからかコックのような服装の私が現れた。ストリートファッションの私はこれ見よがしに、ガラクタの山から体操着袋を取り出し、したり顔で去っていった。コック姿の私と私は更に怒りを募らせ、私はストリートファッションが体操着袋を取り出したガラクタから、テンガロンハットを取ると、それを被った。
──そして目が覚めた。
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