歩み


人は誰かを傷つけてしまう生き物だ。

親のせい、世界のせいだと言うのは簡単で、それで不貞腐れて生きるなら、人生は台無しになる。本当は、こんなにも幸せは転がっているのに。

そして、僕自身も不貞腐れついでに、誰かを巻き込んで傷つけてしまう生き物だ。



この世界に完全なんてない。

傷つかないことを期待なんて、できない。

重荷も全部、待ったナシにのしかかってくる。


それでも、その中で

僕らの中に埋め込まれた良心や愛が輝いて

僕らは支えながら生きている。




誰が言ったんだ


「産んで欲しくなかった、なんてそんなのは自分の人生を楽しめなかった言い訳だ」と。



言い訳なんてキリがない。

不貞腐れて、もらえてる幸せや愛を受け取らないから、幸せになれないの。

傷ついた数を数えても意味なんてない。

できない言い訳を考えてなんになるのか。


この先だって、重荷はのしかかるだろう。

壁のように立ちはだかるだろう。

そして、また傷つく。


そして、それは多くの人がそう。

私も誰かを傷つけ、期待したことをしてはあげられない。


大事なのは、認め、許すことだ。

愛で覆うとも言う。

本当に、本当にできていたのか、今までの自分を振り返ると出来ていなかった。


そして、思った。

案外、世界の平均点は低いのだと。


そんな中で、

不完全な僕らはもがきながら、

支えながら生きている。





自分を傷つけることを止めて、

のしかかる重荷よりも、

幸福に目を向けるよう。


だからさ、

今はただ、自分のできることを積極的にやって行くと決めたんだ。








『自分にして欲しいことを、まず相手にしなさい

受けるより与える方が幸福なのです』

 




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