忘却のかなた

現在過去未来

結婚には失敗した。子供ももてなかった。

過去形？いや現在形だ。

子供はいないが教え子はいる。連休に母校の吹奏楽の定演がある。辻堂に住んでいるのでルネ小平は遠すぎる。泊まりになる。猛烈に嬉しい。

原宿に住んでいるのに良く新宿のホテルに泊まっていた。酔いすぎていたともいう。未来の倒れる人生の予習ともいう。車椅子でもやな顔せずに快くベッドに寝させてくれる。地方の学会ではホテル選びから大変なのだ。

もちろんホテルにはお手伝いしてもらうだけだから随行者が必要だ。子供がいないのにどうする？

「連休新宿のホテルに泊まりたいんだ」

「僕、大丈夫ですよ」

教え子が声かけてくれる。教師やっててよかったなぁ。準備万端だ。何の？結婚と子供をもつことのですよ。過去形にはしない。いつでも出来る。血がつながってなくても知でつながっていれば最高だし。笑顔で歌います。

1つ曲がり角1つ間違えて迷い道くねくね。