第8話

誰かが泣いている。

誰もそれには気づかない。

これは1人の戦いなのかもしれない。

――死にたい

そう思う人もいるだろう。

人間は助けられない時もある。限度がある。

一人で生きていく力も必要なのである。

さぁ、少しずつでいいから立ち上がってみないか。

――周りが認めなくても

――誰も認めなくても

自分の思っている世界は狭い。

でも世界で1人だけでも認めてくれる人がいるかもしれない。

その小さな希望を目指して。

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