第46話 疲れたの
貴方の視界に入る為
私は色んな努力をしたわ
仕事も見た目も変わったの
貴方に見合う人になる為
貴方はとても喜んでくれて
私はそれを励みにしてた
貴方が笑いかけてくれて
貴方が食事に誘ってくれて
休みの日だって呼んでくれて
でも考えてみたら仕事だね
貴方は私の気持ちを知っていて
完全に利用したよね
貴方の仕事に役立つ様に
面倒な仕事を振ってきたり
休日に呼び出して手伝わせ
貴方は仕事をこなしてた
もう気がついちゃったの
だから私は私の仕事をしたわ
周りにとても喜ばれ
立場は一気に貴方と同じ
私が手伝った仕事で社長令嬢に気に入られてた
逆玉?悪くても出世コース?なんて言われてたけど
あの人ね貴方じゃなくて仕事見てたよ
私にこっそり耳打ちして
貴女が手伝ってたのねって言われたわ
貴方が落ちぶれる姿は見たくないの
だからね、私が会社を辞めてあげる
貴方はこれから挽回してね
ライバル会社に入るから
貴方の噂を楽しみにするわ
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