第30話 声
私は貴方との電話、好きなのよ
顔が見えないから?
あのね、それでね
探るような、甘える様な
元々優しい貴方の声が
余計に甘く聴こえてくるの
だから貴方の話に相槌も打たないけど
ずっと聴きながらボーッとしてるの
とても気持ちのいい時間なのよ
貴方は聞いてるか不安になるのよね
ごめんね、わかってるんだけど
貴方の声が聴いていたいから
いつもずっと黙ったままなの
だからお願い、1日の終わりに貴方の声を聴かせて
私が穏やかに眠れる様に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます