第44話 強要
本番を強要するデリ客が多いという理由で、送迎車がシャッターの前に車を停めさせてほしいと要請してきた。
現場知らずの社長はOKしたものの、これが、なかなか面倒くさい。
シャッターの開閉はこちらで手動で行わなければならない、モニター越しに乗車の確認してから閉めなければならない。
ハッキリ言って、1人でシフトに入っている私にとっては迷惑でしかない。
部屋掃除の途中でも、電話で嬢に呼び出されるわけで、イライラする。
「お前んとこのデリ嬢なんか、ほとんど本番嬢じゃねぇか!!バカ!!」
と言いたくなる。
いつか見れるのだろうか…送迎の兄ちゃんにボコボコにされるバカ客を…。
それだけが楽しみだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます