第25話 最強の剣士

 知識と書物の女神トトナを乗せた空船がナルゴルの方角へと飛ぶ。

 空は青く澄んでいて雲も少ない。

 甲板の上に立つと気分が良い。

 これが、気ままな旅だったら良かったのにとトトナは思う。


「ありがとうございます。イシュティア様。船に乗せていただいて……」


 トトナは船の主である愛と美の女神イシュティアに頭を下げる。

 トトナは空船を持っていない。

 基本的に書物庫に籠りがちのトトナには必要ないからだ。当然、空飛ぶ他の乗り物も持っていない。

 だから、イシュティアの船に乗せてもらったのである。


「別にいいのよ。トトナちゃん。だってフェリの娘だもの。気にしないで」


 イシュティアは楽しそうに笑う。

 信徒達は仲が悪いが、トトナの母であるフェリアとイシュティアの仲はとても良い。

 トトナが頼むと快く船に乗せてくれた。

 それにイシュティアも気になるようであった。

 今、北のナルゴルの近くでは光の勇者とレーナを慕う邪神達が戦っている。

 トトナとしては別にレーナの勇者がどうなろうと知った事ではない。

 しかし、その邪神達の中にトトナの兄であるトールズがいるらしいのだ。

 トトナは何馬鹿な事をしているのだろうと、頭が痛くなる。

 トールズはエリオスの防衛の責任者だ。本来なら無断でエリオスから離れてはいけない。

 アルフォスの残した情報から、それを知った時は驚いた。

 止めてくれたら良いのに、とトトナは思う。

 またレーナも慌てて北に向かったようであった。


(やはり、好きな男が気になるのだろうか?)


 トトナはレーナの事を考える。

 知恵と勝利の女神アルレーナは天界の美姫とも呼ばれる女神だ。

 レーナはいつも澄ましていて、慌てる姿をトトナは見たことがなかった。

 そのレーナが慌てて北に向かった事がトトナは驚きだったりする。


「それにしても、ちょっと遅れちゃったわね。終わってないと良いのだけど、こんな面白そうな事になっているなんて、レーナちゃんの光の勇者ちゃんの戦いぶりが気になるわね~」


 イシュティアは行く先を見る。

 まるで、物見遊山にでも行くかのようだ。

 イシュティアは最近、レーナの好きな男である光の勇者の事が気になるので、その彼の戦いぶりを見たいのである。

 そして、あわよくば深い仲になりたいのであった。

 イシュティアは良い男に目がない。

 この船の1000名程いる乗組員は殆どが男性だ。

 全員が美男子で、その全員が彼女から愛の手ほどきを受けている。

 彼らは全員が何故か半裸で、腰に小さな前掛けしか身に付けていない。

 おかげで動くたびに、ぷるんぷるんとしたものがトトナの目に見えてしまう。

 まあ、それを言うならこの船の主であるイシュティアもほぼ裸である。

 豊かな胸なんかは先の方しか隠していない。

 この船で厚着なのはトトナだけだったりする。

 もちろんトトナは周囲に合わせて脱ぐつもりはない。

 こんな、ぼよよ~んな胸のイシュティアの前では絶対に薄着になれない。

 彼女に比べてトトナの胸は貧相である。

 もっとも、貧相でなくても見せる気はなかったりするのだが。


「どうしたの? トトナちゃん? トールズの事が心配。大丈夫よ。アルが付いているわ。心配する事ないわよ」

「はあ、確かに……。アルフォスがいれば大丈夫かもしれませんけど……」


 トトナは相槌を打つ。

 イシュティアはわかっていない。

 確かにアルフォスがいれば大丈夫かもしれない。

 しかし、頑固なトールズは助けられる事を拒否するかもしれない。

 それを考えるとトトナは頭が痛くなる。

 だからこそ、トトナが行くのだ。

 アルフォスは普段は遊んでばかりであてにならないが、戦えばとても強い。

 特に努力もしていないはずなのに、トールズよりも強い。

 トールズは神王である父オーディスに認められるために、すごく努力をしたにも拘わらず結果は残酷であった。

 トトナはその事を思うと哀しくなる。


(全く兄妹そろって嫌になる。おそらく、光の勇者も、そして最強の暗黒騎士であるクロキもアルフォスには敵わない……)


 そこで、トトナは最悪な事を考えてしまう。

 ナルゴルに近い所で戦えばクロキが出て来る可能性がある。

 そして、クロキとアルフォスが戦いになるかもしれない。

 そうなれば、クロキはアルフォスに殺されるだろう。


(それは嫌だ。クロキが死ぬのはとても嫌だ)


 トトナは生まれて初めて良いと思える男性がクロキであった。

 だから、クロキには死んでほしくなかった。


「アルフォスと戦いになっていなければ良いのだけど……」


 トトナは誰にも聞こえないように呟くのだった。







 アルフォスが作り出した、強力な結界がレーナの空船を阻む。

 そして、レーナ達の近くには同じように結界に行く手を阻まれた飛竜ワイバーンに乗った女性のデイモン達がいる。

 レーナはその女デイモンがグゥノと言う名前である事を知っていた。


「レーナ様。悪魔達がいます。どうされますか?」


 戦乙女のニーアはレーナに指示を仰ぐ。


「こちらから手を出したら駄目よ。ニーア。放っておきなさい」


 レーナはグゥノ達を無視するように指示を出す。

 あの程度の女デイモンはレーナの敵ではない。放っておいても問題はなかった。

 それに、今はそれどころではない。

 レーナはレイジを倒すために邪神達が結託している事をクーナからの情報で知った時は驚いた。


(全く、何をしているのやら、馬鹿男共は大人しく私に貢物を捧げていれば良いのに)


 レーナは頭が痛くなる。

 特に問題は、その邪神達キモチワルイ奴らの中にトールズまでいる事であった。

 アルフォスが止めてくれる事を期待していたが、そうはならなかった。

 そのアルフォスまでもが馬鹿な事をしているのだから。


(まさか、クロキに喧嘩を売るなんて……)


 レーナは目の前の結界を見る。

 この結界の中ではクロキとアルフォスが戦っているのだ。

 レイジ達も気になるが、レーナとしてはこっちの方が気になっていた。

 今頃はトトナも向かっているはずなので、レーナはそちらをトトナに任せるつもりである。


「しかし、さすがはエリオス最強の聖騎士であらせられるアルフォス様。これ程までに強力な結界を張るとは……。これならあの暗黒騎士も終わりでしょうね? レーナ様?」


 ニーアはそう言って笑う。

 それを聞いてレーナは溜息を吐く。


「何もわかっていないわね。ニーア。そんなわけないでしょう」


 レーナがそう言うとニーアと他の戦乙女達が不思議な顔をする。


「えっ? どういう事ですか? レーナ様? まさかアルフォス様が負けるのですか?」


 ニーアは信じられないと言わんばかりの表情で聞く。

 普段遊んでばかりだが、アルフォスは強い。

 もしかすると、エリオス最強の聖騎士ではなく、エリオス最強かもしれないのがアルフォスである。

 だからニーア達はアルフォスが負けるわけがないと思っているのだ。

 だけど、レーナはそうは思っていなかった。


「そうよ、負けるのはアルフォスの方だわ」


 レーナはそう断言すると結界を見る。


(だって、私のクロキが負けるわけがないもの)






 クロキの振り上げた剣が聖騎士アルフォスの兜を弾き飛ばす。

 クロキが無我夢中で剣を振るったのが当たったのである。

 兜を飛ばされたアルフォスが驚愕の表情を浮かべてクロキを見る。


「驚いたね。まぐれ当たりってやつかな? この僕が避けそこなうなんて……。ん?」


 アルフォスは左手で自身の頬を触った後、その手を見る。

 その左手にはわずかだけど血が付いていた。

 少しだけクロキの剣がかすったのである。


「君いっ! 何てことを! 僕の顔に傷をつけるなんて! これは許されない事だよ!!!」


 アルフォスの顔が怒りの形相へと変わる。

 クロキはその顔を見てそんなに怒らなくも良いのではと思う。

 アルフォスの頬の傷はどうみても爪先程にもみたない微々たるものだ。

 それに、神族ならすぐに回復する。

 だから、そこまで怒る事はないはずであった。

 しかし、アルフォスとその取り巻きの女性達は違うようであった。


「ちょっと! 何してくれちゃっているのよ! アルフォス様のお顔は世界の宝なのよ!!」

「あんたみない奴がアルフォス様を傷つけて良いはずないでしょうが!!!」

「馬鹿―――! 死んじゃえ―――!!!」

「さっさとくたばりなさいよ―――!!」


 空船からクロキを非難する声が聞こえる。

 クロキは美女達から罵られ、気が滅入ってくる。


(はあ、これだからイケメンと戦うのは嫌だな……)


 女の子から嫌われたくないクロキとしては、今の状況は泣きたくなる。

 勝ったら恨まれて、負けたら蔑まれるのでたまったものではなかった。


「遊びは終わりだ! 暗黒騎士!!」


 怒った表情のアルフォスが分裂する。

 それぞれの分身が高速でクロキに迫る。


「はあっ!!」


 クロキは息を吐くとアルフォスを迎え撃つ。


(やる事は変わらない、出来る事をやるだけだ……)


 クロキはアルフォスの動きを良く見て、感じ取り、剣を振るう。

 右から、左から、正面から、後ろから。

 それぞれのアルフォスの剣を受け流す。

 そして、受け流した剣を素早く返して、クロキはアルフォスを斬る。

 

「ぐっ!!」


 その剣を避けきれずアルフォスは声を上げると左腕を押さえる。

 

「馬鹿な! 僕の攻撃を見切ったというのか!!」


 アルフォスはクロキを睨む。

 その表情にはもはや余裕はない。


「ええと、そこまで見切れていないのだけど。まあ、これだけ剣を合わせたなら、誰だってこれぐらいできると思う。むしろ、これだけ攻撃されておきながら、ようやくなのだけど……。やっぱり才能ないよなあ」


 クロキは自身の才能のなさを嘆く。

 クロキからしてみれば、今までやられたい放題だったのが、ようやく太刀打ちできるようになっただけだ。

 ここからが本当の勝負である。


「くう! こんな事は認めない! 次はさらに速く行くよ!」


 アルフォスは再び剣を構えてクロキに向かう。


「いや! そうはさせない!」


 アルフォスが加速する寸前でクロキは一気に間合いを詰める。


「何っ!!?」


 いきなり間合いを詰められたアルフォスの驚く声を出して慌てて防御する。

 魔剣はアルフォスの聖剣に防がれるがクロキはそのまま剣を振りきる。

 アルフォスは吹き飛ばされ、水晶の柱にぶつかる。

 クロキは追撃するためにアルフォスに向かう。


「くそ!!?」


 アルフォスは慌てて起き上がり逃げる。


「逃がすか!!」


 クロキはアルフォスを追う。


「ば、馬鹿な!? 僕と同じ速さで動くなんて!!?」


 実は別にクロキはアルフォスと同じ速さで動いているわけではない。

 この空間でアルフォスと同じ速さで動くのは無理だ。

 だから、アルフォスの影を捕えて、引っ張らせているのである。

 こうすれば相手に逃げられる事はない。

 クロキは移動しながらアルフォスと剣を交える。

 剣戟の音が庭園に響き渡る。

 アルフォスが右に行けばクロキもそれに合わせて動き、アルフォスが左に行けばクロキもそれに合わせて動く。


「何!? 僕の後ろに!?」


 アルフォスの速さにクロキ自身の速さを加える事で一歩先を行く。

 後ろを取られたアルフォスが慌てて防御態勢を取る。

 だけど、クロキは構わない。

 重心を崩さないように腰から肩、肩から腕へ、そして剣へと力を込める。

 そして、クロキの体は一本の剣へと変わる。

 アルフォスの防御を抜き、左下から右上へと剣を振り上げる。

 クロキの手にアルフォスの体を斬り裂く感触が伝わる。

 しかし、アルフォスの純白の鎧は硬く、浅くしか斬る事ができない。

 クロキの魔剣をもってしても簡単には斬り裂く事はできなかった。

 クロキはアルフォスの反撃を警戒して防御体勢を取る。

 だけど、アルフォスは苦痛に顔を歪ませて後ろに下がり、追撃はしてこない。


「まさか、僕がこんな……。だけど、まだだ! 水晶庭園よ! 僕に力を!!」


 アルフォスがそう言うとクロキが先程斬った傷が塞がっていき、鎧も復元していく。


「これは、ラヴュリュスと同じ……」


 クロキは地下迷宮でラヴュリュスと戦った時の事を思い出す。

 あの時のラヴュリュスも同じように傷が簡単に治っていた。

 それと同じように、この空間はアルフォスにとって有利に働くようであった。

 クロキが攻撃を受ければダメージが残るのに対して、アルフォスは無限に回復してしまうのだ。


「だとすれば。一撃で屠るしかないな……」


 生半可な攻撃では駄目だとクロキは思う。

 状況は変わらず、クロキに不利であった。





「おおおお!! 殿下! 閣下が押しているのさ!!」


 プチナは嬉しそうにポレンに抱き着く。

 ポレンの視線の先ではクロキとアルフォスが戦っている。

 先程までクロキの剣はアルフォスにかすりもしなかったのに、それが今では圧倒している。

 空船の上にいる美女達が騒ぐ。


「そんな……。アルフォスが押されている。どういう事なのですか!?」


 ミューサが信じられないという表情をする。


「くくく。良い顔だぞ。ミューサ。しかし、驚く事はない。クロキはアルフォスの動きを捕らえただけだ。 不思議ではないぞ」


 クーナは得意げにドヤッという顔をする。


「嘘です! あの短い時間でアルフォスの動きを見切ったというのですか!? ありえません!!!」


 ミューサは信じられないと首を振る。

 ポレンも信じられなかった。

 アルフォスの動きは速すぎてポレンには目で追うのがやっと、プチナに至っては全く見えていない。

 にも、かかわらず。たったあれだけの時間でクロキはアルフォスの動きを見切っていた。

 信じられないのも当然である。 


「それが出来るのがクロキだ。しかし、クロキにしては時間がかかった方だと思うぞ。いつもなら、とっくに見切っている。まあ、それだけアルフォスが見事だったと言う事か。そこは褒めてやるぞ」


 クーナは嬉しそうに笑う。


「そんなアルフォス様が……」

「いやよ! そんなの! アルフォス様が傷つくなんて!!!」

「アルフォス様―――! 負けないで―――!!」


 美女達がアルフォスに声援を送る。

 水晶の庭園では暗黒騎士クロキと聖騎士アルフォスが高速で動きながら剣をぶつけ合っている。

 両者共にとんでもない速さであった。


「嘘!? アルフォス様に追いついているの!!?」

「なんで!? アルフォスと同じ速さで動けるのよ!!?」

「どういう事よ!!?」


 疑問に思った美女達が叫ぶ。


「はははは! クロキはな! 動きを捕らえた相手と同じ速さで動く事が出来る! まさに影のごときと言う奴だ! 速さでクロキを倒す事は不可能! わかったかブス共!!!」


 クーナが言うと美女達が「ぐぬぬぬ」と呻く。


「いや―――! アルフォス様―――!!!」


 突然美女の一名が叫び声を上げる。

 アルフォスがクロキに吹き飛ばされたのである。

 倒れたアルフォスにクロキが追撃する。

 アルフォスは床を這いつくばり、何とか逃れようとする。

 その動きは先程のクロキのようであった。


「ははははは! ブザマ! 無様! BU!ZA!MA! なあブス共! 今どんな気持ちだ! お前らの男が無様に転げる姿を見てどんな気持ちだ!!!」


 クーナは美女達に煽るように笑う。

 先程やられた事を、やり返しているのだ。

 やられたら、やりかえす。クーナを敵に回すのだけはやめておこうとポレンは思う。


「そんな! アルフォスはエリオスで最強の剣士なのですよ! 例え速さで追いつかれても!!剣で負ける事はありえません!!」


 ミューサは泣きそうな表情で叫ぶ。


「ふふん!! アルフォスがエリオス最強なら、クロキはこの世界で最強の剣士だ! 正面から剣でクロキに勝てると思うなよ! クロキがどれだけ剣の鍛錬を積んでいると思っている!!」


 クーナはさも当然だという風に叫ぶ。

 ポレンはクーナの言葉に頷く。

 ポレンはクロキから剣を習ってから日は浅い。だけど、それでもクロキの剣がすごい事だけは理解していた。

 それが、日頃の鍛錬によるもので有る事も知っている。

 ポレンは改めてクロキが最強の剣士である事を知る。

 暗黒騎士のクロキと聖騎士のアルフォスの剣がぶつかり、鳴り響く。

 クロキはアルフォスを圧倒していた。

 しかし、勝負はつかない。

 なぜなら、アルフォスはどんなに傷ついてもすぐに回復してしまうからだ。

 クロキにとって不利な状況であった。

 でも今ならポレンにもわかる。


(クロキ先生なら克服できる!!)


 ポレンはそう確信していた。

 アルフォスの顔が苦しそうに歪んでいる。追い詰められているのがわかる。

 美女達の泣き声が空間に響く。


「雪の乙女達よ!!!」

「なっ!? ちょっと!!!」


 アルフォスの叫び声と共に空中で踊っていた雪の乙女スノーメイデン達が、氷の槍を掲げてクロキに襲い掛かる。

 クロキは身を捻って雪の乙女スノーメイデンの攻撃を躱す。

 アルフォスはその間にクロキから距離を取る。


「ちょっと待て! 精霊は攻撃しないのじゃなかったのか!?」


 そのクロキの抗議の声にアルフォスは答えない。

 クロキから離れたアルフォスの体が浮かび上がる。

 そのアルフォスは顔に怒りの形相を浮かべている。


「嘘……。いつも穏やかなアルフォス様が……」

「そんな、アルフォス様があんな顔をされるなんて」

「何だか怖い……」


 美女達の声。


(私も怖い。もし、あんな顔で睨まれたらオシッコを漏らしちゃうよ~)


 ポレンもアルフォスを見て怖くなる。


「アルフォス。貴方がそんな顔をするなんて……」

「ふん、形振り構わなくなってきたな。クロキ相手になめた事をしているからだ」


 クーナとミューサがアルフォスのただならぬ様子を見て呟く。


「甘く見ていたよ! 暗黒騎士! まさかここまでやるなんてね!!」


 アルフォスの怒りを含んだ声が響く。

 もはや、最初の頃の余裕の姿は見えない。

 そのアルフォスの周りに雪の乙女達が集まる。

 雪の乙女達は先ほどと違い、全員が蒼白い鎧を身にまとい、光り輝く氷の槍を持っている。

 その槍を掲げてアルフォスの周りで整列する。

 アルフォスは剣をクロキに向ける。


「ここからは全力だ! 暗黒騎士! 僕の全身全霊を持って君を倒してやる!!!」


★★★★★★★★★★★★後書き★★★★★★★★★★★★


昨日の夜更新しようと思ったら寝てしまいました。

早起きして更新です。

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